11号館…この建物は、某音楽部が練習場所として使用していたので、練習時間終了後の22時に巡回をし、無人を確認して施錠するコトになっていた。
古い建物なので、少々薄気味悪い。
初めて一人で巡回した夜、この建物の4階の教室を、ひとつひとつ確認していたヲイラ。
ある教室の扉を開けて中に入り、窓が閉まっているかどうか確認しようとすると…
窓に女の顔が大写しに!
動揺したヲイラは、確認もせずに教室を飛び出し(笑)、「何も無かったコトにしよう!」と考えつつ、残りの4階の教室の確認も放棄して、ダッシュで4階から逃げ出しますた!(爆)
実に最低な警備員だと思います。(笑)
まあ新人だったってコトで、許してつかぁさい。
警備室に戻ったヲイラは、臆病者扱いされるのを恐れ、その話は一切同僚には話しませんでした。(笑)
その後は、そのような怖い思いをするコト無く数年が過ぎ、「初めての一人の巡回だったから、ビビって何かと見間違えたの☆カナ!?」と思っていたのですが、おかしなコトに気付きました。
その建物の空調は警備室で管理していたのですが、監視盤を見ていると、ヲイラが女の顔を見た部屋は、何故か某音楽部が使用していないらしく、空調が動いている形跡が無いのです。
おかしい…と思ったヲイラは、その後も気をつけて監視盤を見るようにしていたのですが、やはり空調は動いていません。
ヲイラは、某音楽部部長が鍵を借りに来た際、思い切って聞いてみました。
「4階の○○号室なんだけどさ、あの部屋は何で使わないの?」
すると彼は、顔を引きつらせながらこう言いました。
「あの部屋…出るんですよ…」
やっぱりそうだったのか…。
「部下が怖がるから、このコトはヲイラの胸にしまっておこう…」と思ったヲイラは、11号館を巡回する部下達に話を更に大きく膨らませて話し、部下達を恐怖のズンドコに叩き落としてやりました。(笑)
我ながら、ホントに最低な警備隊長だったと思います。(爆)
それにしても、あの教室は何だったんだろうなぁ…。
気のせいとも思えんし…。
だが、この大学では、他にも摩訶不思議なコトが次々と…。
明日の更新を待て!!
矢沢永吉原理主義。