ビッグフラッグはミンナのキモチをひとつにする

ビッグフラッグはミンナのキモチをひとつにする

横浜F・マリノスサポータービッグフラッグ隊の日々の活動内容をお知らせします。

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長文となりますが、15年間の試行錯誤の結果辿り着いた掲出方法の流れをこちらに記録しておきます。
この通りにやる必要はありませんが、今後の掲出の参考にしてください。

1)幕入れ
集合場所に運び込みます。
この際に掲出場所の状況も確認します。
・掲出場所の確定
・垂直方向の通路
・掲出の障害となる突起物
・風向きと強さ
・雨で床が濡れているか
・横断幕の位置(極力被らないように。被る場合には掲出者に説明)
・TVカメラの位置 など
日産スタジアムの場合は広いので、看板を貼って掲出エリアを告知します。看板は蓋が黄色いケースに入っています。

2)集合
基本的に集合は次の通りとしていました。
日産スタジアム:キックオフ1時間前、N14ゲート外のコンコース(ビッグフラッグ入れる黒くて大きな箱が目印)
ニッパツ三ツ沢球技場:キックオフ30分前、10ゲート下
アウェイ:キックオフ30分前、ゴール裏コンコース

3)全体説明
参加者へ、枚数や掲出開始のタイミングなど掲出方法の全体像の説明をします。
そして、参加人数を確認し、各ビッグフラッグへ割り当てます。
・掲出する枚数、種類
・設置場所
・イベントの有無、掲出時のチャント
・回収場所

4)搬入
各ビッグフラッグは次の入れ物に入れて保管しています。
三代目・二代目ハート:スーツケース
初代ハート:蓋が黄色いケース
アディダスフラッグ、ジャージ、四代目:楽器運搬用の黒い大きな箱(2回から吊るすためのロープなど備品一式も入れてあります)。

黒い大きな箱の注意点
重くて硬いので、怪我に繋がらないように取扱いに気をつけてください。
起こすときにはコツがあり、箱の下部を足で押すことで車輪の空転を抑えます(蹴とばすといった方がイメージが近いかもしれません。よく箱に乗っかる人がいますが間違いです)。
納品時に業者から強く言われたのですが、蓋を止める金具は必ず下してください。引っかかって倒したり、フラッグを引き裂いたりする恐れがあります。

フラッグを運びやすい長さに広げて、ビッグフラッグを掲出場所に担いでいきます。たるんで引きずらないようにできるだけ前の人と等間隔をキープします。

5)設置
掲出場所にビッグフラッグを設置します。

ビッグフラッグのどの位置か分かるように四隅や中央になどにマーキングしています。上下左右を間違えないように気をつけてください。
ジャージ:自分がジャージを着た場合の位置で記載(右袖、左すそなど)
ジャージ以外:ピッチから見た場合の位置で記載(右上、左下、中央など)
注)ジャージとジャージ以外とで左右が逆の記載になっているので注意してください。

6)詳細説明
各フラッグ毎に人員の割り振り、掲出方法の落とし込みをします。
・人員の割り振り
  最低限、垂直方向の通路に1人ずつ配置します。上にあがる人は力のある男性が望ましいです。
  人数に余裕があれば、フラッグの横側、引っかかりそうな手すり、車いす席、ゲート(風が吹き込んで巻き上がるのを押さえる or 通行を一時的に止める)などに配置します。
・全体説明時の内容の他、割り振られた各パートの注意点を説明します。

7)声がけ
掲出エリアの皆さん全体に掲出することを知らせます。また下記のような注意事項もお知らせします。
・掲出開始のタイミング(入場時、練習時など)
・掲出の方向(どちらの向きにフラッグを流すのかなど)
・飲食物をこぼさないように
・帽子や眼鏡をフラッグに巻き込まない
・(余裕があれば)試合を迎えるにあたっての煽り

また、全体への他に個別に声がけもします。
・カメラやゲートフラッグ、旗を持っている方
  掲出時に隠れること、どこに移動すれば隠れずに済むかということ(ゲートフラッグや旗はできるだけ出してもらうようにしています)
  フラッグがどっちから来るか(後ろから来ると旗竿に引っかかったりします)
・小さいお子様連れ
  前触れなくフラッグに覆われると怖がることがあるので
  アレルギーや喘息を心配される方もいらっしゃいます。
・手すりにかけていたり、座席に置いていたりする荷物の持ち主
  傘やベビーカーなどがフラッグに巻き込まれることを防止します
・車いす席への来場者

それから、ファン拡大のためにサッカー少年団など団体客がいたら掲出に誘っていました。フラッグの上辺を持ってもらうのが良いです。

8)掲出後
基本的に収納している箱のところまで搬入時と同様に担いで運搬します。

9)試合後
観客が少しはけた後、広くて乾いている場所でビッグフラッグを畳みます。

◆アディダスフラッグ
①Z字状に青地と白地の境目を上辺(赤地)に重ね合わせて折ります。
②中央のマークに向けて両側から折り込んでいきます(最初の一回目は中央のマークよりも長めに折り込んで端を出しやすくしておいた方が次回の掲出時に楽になります)。
③最後、大きめのクッション大に形を整えて結束帯で縛ります。

◆ジャージ・四代目(①は不要)
①Z字状に袖を折り込んで長方形にします(袖を外側にすることで、次回の掲出が楽になります)。
②上下の中央に向けて、上辺(首)と下辺(裾)、両側から折り込んでいきます。
③1m幅ぐらいになったら折り込んできたのを重ね合わせます。
④左右中央に向けて、両端から折り込んでいきます。
⑤最後、大きめのクッション大に形を整えて納品時の風呂敷に入れます。

◆ハート
①上辺と下辺を重ね合わせます。以後、同方向に折り込んでいきます。
②50cm幅程度になったら、短辺同士を重ね合わせ、以後同方向に織り込みます。
③最後の1回は三つ折りにすると、丁度トランクケースに収まる大きさになります。

以上