財布の中に金がない。







世界最薄携帯よりも薄くなった俺のサイフには




土曜の昼から110円しか入っていない。







銀行には余裕でお金は入っているので、降ろせば簡単な話だが、




ここは一つ、110円でどこまでいけるかやってみよう。







という事で急遽土曜の夕方から始めたこの企画。







土日は、自宅でご飯という節約殺法が使えるが




平日はそうはいかない。そいつは平日様が許してくれない。







では、この110円でどう過ごせばいいか。




この110円でどこまで人は生き延びられるか。







答えは簡単だ、お弁当というものを作ればいい。










日曜の夜、「明日の朝飯・弁当・夕飯」をまかせた、と伝えると




「まかせなさい!」と言わんばかりの心強い返答が返って来た。




実際は「起きたらね」という、限りなくその場しのぎの回答ではあったが、




俺には「私に全てまかせなさい」という心強い言葉に聞こえた。







そして月曜日、朝。







「寝坊しちゃった。ご飯ごめんね~」




という言葉で俺は目を覚まし、お弁当どころか食べ物らしきものすら持つことなく会社へ向かった。







サイフの中には110円。期待していた弁当どころか朝飯もない。




まずい、まったくの想定外だ。企画倒れもいいとこだ。







とりあえず俺は朝飯を買おうとローソンへ入った。




だがそこで気づく衝撃。パンが高い。




130円とか平気でしやがる。平気な顔で130円とかいう張り紙を張っていやがる。







そこで一つのパンに出逢った。限りなく俺好みのパン。値段、116円。




なんやねん116円て。6円いらんだろ。なんで6円つけたお前。




そのふざけた輩を諦め他を探す。




120円。惜しい。135円。論外だ。170円。死ね!




コンビニ店員にはさぞ朝飯を吟味している客に見えただろうが




パンなんかこれっぽっちも見ていねえ。値札しか見てねえ。




そしてやはり目が行く116円のパン。なんやねん6円て。どの部分やねん6円。




耳か。







そうこうしていると会社の時間になってしまったので朝食を諦め会社へ。







12時。昼飯の時間がやってきた。決戦の昼飯。







同僚とスーパーへ向かったつもりが、たどり着いた場所はオリジン弁当。




今の俺のレベルで入れるダンジョンじゃない。




入り口に突っ立っていると、そこへ現れたのはうちの社員、福島純太。




身長はペットボトルと同じくらいだが、態度はでかい男、ミクロマン福島純太。





















彼はリーマンブラザーズ並に傾いた経済状況の分際で




しょうが焼き弁当を買いやがった。







そして110円しかない俺を見て「見てらんないっすよー」などとほざく福島純太。




オナニーマスター福島純太。







俺はオリジンダンジョンを抜けとなりのファミリーマートへ。




110円のパンを見つける。感動のあまり即購入を図った。







こうして110円生活は、初日で見事なまでにお金が消え、今に至る。







あと何日、俺は0円で過ごせるのか。もはや0円生活になってしまったが







とりあえず、続く。







夕飯は取引先との会食で、焼肉をたらふくご馳走になりました。







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