正確に言えば、お腹を開けるまでは『癌』かどうかはわからない。
卵巣癌は言わば…水風船見たいになっていて、手術前に生検するとか出来ない。
そんな所に針をさせば水風船如くパァーンて割れて、腹膜播種になりかねない。
だから、お腹開けてその場で迅速病理検査を受ける。
テレビドラマで見たような事だと思う。
お腹開けて、卵巣取り出し、オペナースが病理に運ぶ…
すると、30分ぐらいなのかな?(時間の記憶が定かでない)プルゥープルゥーって電話📞❓がオペ室に…
そこで、「白」ならば腫れてる卵巣のみ摘出。
『黒』ならば……子宮、両卵巣、大網、リンパを取る。
でも、私の場合は膠原病(SLE)で腎臓を患っている為
『黒』だとしてもリンパは取りませんと言われました。
再発のリスクはお腹の中が『癌』ならばリンパを切除しても…しなくても…………予後は変わらないらしいです。
取ればリンパ浮腫や、腎機能低下の元になり、私にとっては致命的。
『癌』をとるか❓膠原病をとるかだ……。
今のところ今日明日に命に関わる事がないから…
リンパを温存。
その代わり人より多く診察と検査が待ってた。
当然、タイトル通り私は『卵巣癌』だった。
病室で待ってる主人と従姉妹に手術開始して1時間程で
全摘になりましたと、言いに看護師が来てくれたそうです。
まぁ、待ってる方は……『癌』だったかと落胆してたでしょうね。
私は1時間で帰るからーって手を振ってオペ室へ行ったからね
私が目を覚ました瞬間、激痛と吐き気で
最初の言葉は『痛ったぁーーー』
だった
その後、吐くし…吐くとお腹にら力が入って傷口が
激痛
吐気止めの点滴を強めにしてもらって。
膠原病で主治医をしてくれてるK先生が来てくれて
頑張ったね〜今お薬いれたから大丈夫だからって
K先生の声でなんだか安心したのを覚えてます。
その後は咳喘息を持ってる私は右肺の音が悪いと
酸素マスクがなかなか取れませんでした。
眠れそうになってもサチエーションが低くなって
モニターから不穏な音が
最低でサチエーションが88まで下がってたみたいです。
肺と喉にタンがからんで鼻や喉にチューブ突っ込まれて吸入され
またそれでオエオエなって
もう、二度とこんなオペしたくなーいって
変に病気慣れしてる私でも本当に辛かった。
私はこれまでにも2回大きな手術してるけど
どれも、頭だったので傷口が痛みとかあんまりなかった。
脳腫瘍を2回取ってるけど、今は医療も進んでいるから頭パッかーんて開けなくて済む
だから、お腹を切るってこんなに辛いんだーって
本当に辛かった。
でも、これは個人的な意見です。
私の翌日にオペした同室の方は少し痛いけど
全然大丈夫でーすって言ってたからね
とにかく手術当時の夜は最悪な時間でした〜
翌日のお昼過ぎには酸素も取れて…夕方前には
立てるって看護師さんの悪魔の微笑み(笑)
二日目は起き上がると目眩がして…
一日目の事もあるので無理せず安静。
でも、でもね
三日目に点滴のみになった。
ハイジー立てたよって感じで(笑)
看護師さん達もお立てるのお上手で
凄い凄い👏👏👏って皆んな褒めてくれた
この後、食べる事、歩く事、話す事、何を取っても
お腹の筋肉を使ってるんだとつくづくまたまた感心した
つづく