鼓動高鳴るまぶしい日々
繋がる夢の先へ
大好きな音 大事な詞
進める私きっと
~callme『To shine』~

今年の2/1にお披露目して3/4にシングルリリース、そしてこの日4/18にはO-EASTでワンマンという驚異的なスピードというか無謀とも思えるスケジュールのcallme。

Dorothy Little HappyのKOUMI,RUUNA,MIMORIで構成されているが、セルフプロデュースで作り上げている。

シングルリリース時は3曲しかなかった持ち曲。なんとこの日のために新曲を10曲も用意してきた3人。それだけでこのライブにかける意気込み、気持ちが感じられる。


知り合いたちとともに会場真ん中の柵前を陣取る。すでに音源のある3曲を聴く限り、普通のアイドルライブとは違うだろうと思い、ステージ全体を見渡せる場所へ。

<セットリスト>※ナタリーより
00.SETAGAYA / Rumb
01. Falling for you
02. memories(初披露)
MC
03. game is mine (初披露)
04. Awaking (初披露)
05. Once again
06. Like a Gypsy (初披露)
MC
07. Missing you (初披露)
08. Precious (初披露)
09. Unfeigned Me (初披露)
- DANCE Section -
10. My Style (初披露)
11. Heart's flower (初披露)
12. My affection (初披露)
MC
13. To shine
アンコール
14. Once again
15. Falling for you

ニコ生で見た人もいるでしょうから現場から感じたことを中心に書きます。

開演時間をやや過ぎ、DJの方がスタンバイしSEが鳴り始める。ステージにメンバーが来るのはわかったがステージは暗めの証明のため表情等はわからず、暗いままダンスが始まる。時々見える表情からは緊張がうかがえる。

衣装は新衣装。シングルリリースの時はウィッグ姿だったがこの日は全員高めのポニーテール。こうみんのポニーテールはあまり見れないため、それだけで来てよかった←

ステージは照明を巧みに使い、ダンスを彩る。ヲタたちは大半は当然ながらドロシーでみたことのある人。初めて見るものがほとんどということもあり、コールはほぼなしで曲に合わせて手拍子や体を揺らして楽しんでいた。

曲調は本当に様々で、打ち込み系なものが多い印象。Perfumeと言いたいところだがあまり詳しくないのでnanoCUNEっぽさがあると言っておきます。あくまで音の作りという意味で。

このワンマンに向けて10曲用意するため、MIMORIが作曲しそれに各メンバーが詩をつけるのが流れ。
英語が苦手なるーちゃんは歌詞に全く英語を入れていないとのこと。ただし曲名は英語で統一しなければいけないことから、スタッフと「ワンツーマン」でやったと説明するるーちゃん。もちろん「マンツーマンだろ!」と総ツッコミ(笑)

ステージでは緊張していたがMCでは少し気楽になっていたようにも感じた。普段緊張しないというMIMORIですらあまり眠れなかったらしい。
KOUMIはドロシーでのMCでも緩い感じを出してくれるがこの日も告知のたびに万歳三唱したり、振りの説明をしたりといつもの笑顔が出ていた。

その振り付け講座があった「My style」という曲が第一印象では一番好きかな。

RUUNAはリーダーとしての重圧があったからか、後半のMCでは涙ながらに感謝を述べる。

アンコールは「アンコール!」「ミー!」となんの打合せもなく始まった謎の一体感によりこの日一番の声が出る(笑)

メンバーも笑顔で再登場。もう持ち曲は全て出し尽くしたため、「Once again」を歌唱。
ダンスはせず歌詞に感情を込めて歌う3人。高校卒業を迎えた頃にできたというこの曲、改めて歌詞を振り返るとグッとくる。

った日は涙の日は
何年先でも繋がっている
桜がここで教えてくれた
出会いという眩しさ
callme『Once again』~

るーちゃんから「辛いことも経験した。でもこの職業で生きていくと決めた」という言葉。この「職業」という言葉にすごくいろんな想いが詰まっているように感じた。

ラストの「Falling for you」の一コマであるこの写真の表情に、この日の達成感を物語っている。



確かにまだ粗削りなところはある。しかしこの日に向けて13曲のオリジナルを用意してくるなんて結成当初は予想できなかった。カバーという案もあったらしいが、オリジナルで勝負したいという3人の強い気持ちが実った。

この日の拍手はほとんどが長かった。それは、富永美杜の楽曲センス、早坂香美のダンスセンス、そしてそれをまとめた秋元瑠海への賞賛だったことに他ならない。
特に全ての曲で作曲を担当したMIMORIの底知れぬ音楽の才能は計り知れない。

callmeを知らない方はアイドルが片手間でやってるセルフプロデュースだと思って見たら度肝を抜かれると思う。
もちろん楽曲の好みはあるだろうが素直に音楽の楽しさを感じられるライブだった。

秋にもリリースを予定しているという告知もあり、今後どうなるかも楽しみだ。



『ただ知ってる曲だけを聴きに行くのがライブではない』

そう感じたcallmeの初ワンマンだった。