(④~)
数日後
私たちは100日記念の日を迎えた。
ふたりで食事…
お祝いのケーキもある。
食事の前に渡したいものがあるんだと言いながらゴニルくんがくれたものは、ドイツ行きの航空券
ドラマの撮影が終わったらふたりでのんびりしようねってもう今からうれしそう。
私からは…
ふたりの思い出の写真をたくさんレイアウトしたフォトブック。
「わあーすごいね。こんなに心のこもったプレゼント初めてだよ!!」
ゴニルくんがすごく喜んでくれてうれしいな。
あとひとつサプライズだよ!!
そう言ってゴニルくんは私に赤いリボンが付いた鍵を手渡す。
この先ずっと一緒にいるならいっそのこと一緒に住むっていうのはどうかなあ。
改めて言わせて
えっと…
「僕と同棲しよう」
朝も昼も夜も
ずっといっしょ
夢じゃないのかなと思うくらい幸せ…
夢じゃないよと言いながらゴニルくんは私を見つめる。
そしてKissをする…
ちゃんとここにいるでしょって(*^^*)
私はなんだかすっかり安心して
これから何があっても
ふたりでいれば大丈夫だと安心して
ゴニルくんの胸にそっと顔をうずめた。
ラストシーンは
ドイツ、ドレスデン
私たちは
街の中でもどこでも
じゃれじゃれして
ラブラブオーラがだだ漏れ
あのさあ…
連れて行きたいところがあるんだ。
突然ゴニルくんが私の手を引いて歩き出す。
着いた先には信じられないほどきれいな
白と金の教会
ステンドグラスもたくさんほどこされていて
キラキラ光っている。
聖母教会…
(ソンモ教会?)
っていうんだよ。
もうちょっと歩いて…
もっとすごいから…
階段の途中から
ゴニルくんの許しが出るまで目を瞑ったままの私は
ふわっと光と風を感じる…
いいよ(*^^*)
目の前に広がったドレスデンの街並みはあまりにもきれいで自然と涙が出てきてしまう。
葉子ちゃんに見せたかったんだ(*^^*)
いろいろあったけど
君は僕を信じてくれて
こうして側にいてくれる…
葉子ちゃんは
僕の一番大切な人
ずっと側にいてほしい
君だけを愛してる
私も愛してる…
ゴニルくんの溢れるような愛の言葉に
私はやっと口を挟むことができた。
ありがとう。
これを受け取って…
私の前にすっと跪くと
左手の薬指に指輪を…
「サランハムニダ」
唇を重ねた時
教会の鐘が鳴り響いた。
END