⑤(終)私の彼は超新星☆グァンスValentain Kissストーリー | S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

S.E.C.R.E.T超新星☆アリスタのブログ

超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/

④~

あっ…

グァンスくんの唇はすぐに離れた。
触れたからあっ…だったのか
離れたからあっ…だったのか
自分でもわからない。

「さっき、デコピン…ごめんな」

息つく間もなくグァンスくんの額が私の額に当てられる。
鼓動は一気に加速する…



「…今日」

ぽつりと囁くような声ですら耳に響いて
わずかにもれた息が唇を掠めた。


「今日、仕事の後…会いたい」

小さく頷くとふっとグァンスくんの微笑む気配。後で迎えに行くからって言って温かさごと離れる。
さっきまで別々だった私たちはもうずっと前からひとつの存在だったみたいに、離れると途端に心許くなった。



…ラストシーンは
グァンスくんの行きたかった場所
この前とは違うイルミネーション


人混みで転びそうになった私を支えた後から、ずっと私はグァンスくんから手を繋がれたまま。
指と指とが絡まり合う…
温かさが伝わって来る…


ふと、さっき車の中で舐められた人差し指にグァンスくんの口の感触が蘇った。

…渋滞に巻き込まれたら巻き込まれたで
私たちは楽しくて
そんな車のなかでチョコ溶けてないか?ってグァンスくんはすごく気にして私に確かめさせた。
大丈夫とわかると今度は食べさせてくれって頼まれて…

ハート型のチョコをつまんでグァンスくんの唇にそっと触れさせる…
あーんと開いた口がそのままぱくりとチョコを食べる…

そんな一連の仕草にきゅんきゅんしてると
指にチョコが付いてるぞとか言いだして
えっ?って言う間もなくグァンスくんは
私の指先に付いたチョコまでも奪い去ってしまった。

「すげー顔真っ赤だぞ」
「グァンスくんのせいでしょ」

ひとしきりじゃれじゃれしながら
この光の並木道に私たちは辿り着いた。



…光の空間はどこまでも幻想的でロマンチック。

人差し指は今はグァンスくんにギュッと握られてる。


「きれいだね」

「ああ、きれいだな」


同じ言葉が返って来ることがこんなにうれしいなんて…

同じ時間、同じ場所、同じものを見て
大好きな人と同じ感動を共有する。

ああ~涙が出そう。


こんな素敵な時間をくれるあなたにお礼が言いたくて
「すてきな一日をありがとう」と伝えた。


「礼を言うのは俺の方だ。
さっきちゃんと言えなかったけど…」


立ち止まって両手を取って…
光の並木道のゴール、一番大きな木を背にグァンスくんは私に向き合った。


「葉子からのチョコ、すっげーうれしかった」



大好きなあなたともっともっとこんな一日が過ごせますように…


光の中でグァンスくんはもう一度私の手をギュッと握った。




END




{8F6E6AB6-FBFF-4F53-9417-F9ECA2A02ACD:01}