2001年の1月に私は大事な人を亡くしました。

19歳からずっと一緒だった人。


10年目の日、結婚の約束をした3日後に突然に旅立って行きました。

涙すら出ませんでした。

 

「なんで私を置いて逝ってしまったの?なんで?なんで?」

 

なん100回なん1000回もたずねました。死んでしまった彼に。
でも答えなんかもちろん貰えませんでした。

 

そこからどうやって立ち直ったのか…

これは時間が解決してくれたとしか言えません。

 

真っ暗なトンネルの中に一人取り残されて
どこに向かって進めば分からない。

 

そんな中から
一筋の光が差し、そこに向かって進み、
そこから抜け出した私が言うのですから間違い無いです。

 

その光は何だったのか。

私は周りの友達と家族だったと思ってます。

 

毎週末に代わる代わるに泊まりに来てくれたり、
行きたくも無い合コンに無理やり誘ってくれたり、
毎日同じ話を聞いてくれた妹、そして親友。
毎日メールをくれた友達もいました。

 

友達や家族はいつも私の悲しみにそっと寄り添ってくれました。
余計な言葉はかけず、こうしたほうがいいよ。とアドバイスもなく
ただただ、一緒に過ごしてくれ、静かに待ってくれました。

 

感謝してもしきれません。

 

1年は喪に服しました。
彼だけを想い、彼だけに語りかけ、毎日祈りました。
2年目は自分を癒してあげました。
3年目は新しい自分に向き合いました。

 

180度大きく変わってしまった日常が、少しずつ少しずつ
当たり前になるころに、私はトンネルから抜け出していました。

 

時間がかかったのか、案外早く立ち直ったのか
それはわかりません(笑)

 

実は内緒でしたが、今でも彼の夢を見ることがあります。

彼はまだ私のことが好きみたいです。


でも私はもう好きになったりはしません(笑)

「ごめんね、今私すごく幸せなの。」

いつもそう言って彼に笑顔で答えているのです。

 

yoko morishitaメッセージイラストはその彼が生きているころから
販売していますが、彼が亡くなってからのほうがメッセージ性が強いです。


私と同じように苦しんでいる人が少しでも楽になれたら、癒されたら、
励まされたら、救われたら…


そんな気持ちで書いていました。

 

14年経った今、もっともっとその気持ちが強くなってきました。

「10年前のポストカードに救われました。」

そんな言葉を先日いただきました。

 

私がやってきたこと、無駄じゃなかったんだ。
よかった。

 

感謝の気持ちでいっぱいです。

 

彼に、友人に、今の家族に…子供達に…
大好きなあの人に…
これから出会う人たちに…

ありがとう、ありがとう。

 

私は自分の経験を元に

光を与えられる人になりたいなと思ってます。

 

誰かを変えたいとかおこがましい事ではなくて

誰かの光になって寄り添えたらなと思っています。

 

2015.8.19 Yoko Morishita

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