昨夜読んだ「項羽と劉邦」の本の中で、教えを受けました。
項羽が叔父に諭される一説です。
「水の意思」
「水は人民だ。川の流れも、湖も、あるいは海でさえも、バラバラにしてしまえばたどり着くところ一滴の水になる。しかし一滴一滴の水には力がない。集まって湖となり、川となってひとつの形をなした時に力を得る。しかし、水自体に自らの形はない。
四角いものに入れられれば四角く姿を変え、円すなわち丸いものに入れれば丸く姿を変える。
したがって、容器の形態に水は自分を合わせる。これが水は方円に従うという言葉の意味だろう。」
なるほど水ほど柔軟性を持ったものはありませんね。
こうして考えると、
今の世の中は、一滴一滴の水、すなわち人民の意思が力を持ち、自分の意思で世の中を変えていくことが大切ではないかと考えるようになります。