「うまDOKIでクリスマスイヴ」 | 現役スポーツアナウンサーから学ぶ、スポーツ実況に特化したアナウンス講座! 

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クリスマスイヴが今年最後の「うまDOKI」の放送でした。

同時にメインパーソナリティの安田美紗子さんにとっても最後の「うまDOKI」となりました。


長らく競馬ファンに親しまれた「土曜競馬中継」「競馬ワンダーランド」から「うまDOKI」となって1年。

時間も縮小され、出演者も代わりました。

新たな看板として安田美紗子さんがメインパーソナリティとなり、若手の木村寿伸アナウンサーがアシスタント役に抜擢されました。

初回放送の番組最初の実況レースを担当したので、ドキドキ感はよく伝わってきました。


その後、震災があり開催の自粛。

大変な時期に、競馬を、どのように伝えるべきなのか苦悩の時期もあったはずです。

合間にマラソンやトライアスロンにも挑戦していました。

そして地方に行った際には、僕たちスタッフに必ずお土産を買って来てくれました。

安田さんの素晴らしさは、どのスタッフにも分け隔てなく、気さくに声をかけ、お話をするところです。

タレントによっては、プロデューサーなど制作スタッフには愛想良くするが、技術スタッフや若手社員には挨拶すら返さない方がたくさんいます。

若い頃、僕の挨拶を無視した後、プロデューサーには満面の笑みで挨拶していた某大物タレントを今でも覚えています。

以来、自分はどんな立場になろうとも「人を分け隔てしない」という考えは、強く心に刻まれました。


この日は番組終了後、控え室で制作スタッフ、出演者が中心となって打ち上げが行われました。

ここでもサインや記念撮影に気軽に応じてくれました。

そして僕と澤武アナウンサーは、ある実況ツールにサインをお願いしました。

その時の言葉にキュンとしました。

「私のサインなんかしても、いいんですか?」

とても低姿勢で、殊勝な言葉です。


人を分け隔てしないこと、そして謙虚な姿勢が、どれだけ周囲の気持ちを暖めることか・・・。

たった一年でしたが「応援したくなる存在」とは、どんなものなのか学ばせていただきました。

ちなみにマネージャーさんも、とても素敵な方でした。


売れっ子タレントと過ごせたクリスマスイヴ、贅沢なクリスマスプレゼントでしたね(^-^)



以上、スポーツアナウンサー寺西裕一でした。








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