おこし下さってありがとうございます。
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こんにちは。おかずマンです。
今日もツマラナイ料理とクダラナイ出来事をだらだらと書いていきますので
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こころより御礼申し上げます（涙）
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雨男とは私のことです
前回の記事でお伝えしていたが
先日同僚数人と船をチャーターして釣りに行ってきた
実を言うとこのところちょっと忙しくて
まともに釣りに行けたのは
釣り竿を伸ばしながら箸を構えるオカズ釣り師の私にとって
一ヶ月もお魚を釣っていないのは少々めずらしい
久しぶりの本格釣行に浮ついた私は
前夜に飲みすぎて二日酔いの頭をクラクラさせながら
朝早くに起床して港に向かった
よーし、刺身を釣り上げるぞ
と意気込む私たちを載せた船は早朝に出航した
しかし、ここで私の隠された力が発動する
雲行きがあやしすぎる
前日から少しばかり心配していたが
今にも雨が降りそうな天気
そう、私は
誰もが認める雨男
旅行に行くと必ず雨が降る
数年前に新築した私のしょーもない家を建てる時も
地鎮祭の日も大雨
上棟の日も大雨
引き渡しの日ももちろん大雨
雨神の化身かなにかか
雨乞いで一財産築ける
しばらくするとザーっと雨が降ってきた
やっぱりな
連れの同僚たちは
私を海に生贄として捧げて天候を安定させようと企む
ライフジャケットも着用しているから死体は無事に上がって
もれなく生命保険は嫁子に残せるから大丈夫
と滔々と説得されるが
やっぱり私もまだ未練がある
あぶねぇ、ちょっとその気になるところだった
それに多額の保険金を妻だけに握らすのも
なんだかシャクだろう
そんな感じでひとしきりスッタモンダしていると
おや、雲の合間からなにやら光が・・・・
奇跡が起きた
命拾いしたな
降り続いた雨は止んで
なんとかなりそうだ
船長さんの号令で私たちは仕掛けを落とす
一投目から太刀魚が爆釣だった
そのポイントで小一時間釣り続けて
もうそろそろ、かいデーなだーまいでも釣りたいなと思っていたところで
ダーマイ、カイデー（でかい真鯛）
急に強風が吹き荒れ始めた
海上の風１５ｍ以上です
ちょっとこのままじゃ帰れなくなるので
港の近くまで避難します
これもやはり私の神通力が作用してしまったのかもしれない
それから港近くのどのポイントに行っても
釣りになりそうな海況ではなかった
もー海ガチャガチャだし
ゆういつ風裏になるポイントでなんとかなりそうなところがあったので
そこでいけるところまでやってみようとなる
それでもかなりうねりはすごかったが
数時間粘って仕掛けを投下し続けるが
先ほどの太刀魚の喧騒がウソのようにピクリとも反応がない
このままなんのドラマもないのか、とほとんど諦めて
座り込んで仕掛けをだるそうに巻き続けていたその時
なんの前触れもなく一気に竿先が引き込まれた
一瞬の事で刹那あっけにとられてしまったが
ゴンゴンと引き込まれ竿がのされていき
竿先から根本まで満月にしなる
船から上体を乗り出してなんとか竿が折られないように耐えるが
主導権は完全に魚のほうだ
これは尋常な引きじゃないな
なんとか竿を海面から浮かせられるところまで挽回して
腰だめに耐えるが
またすぐに竿は引き込まれていく
チリチリとラインは出ていくが
それでも竿はまたもや満月にしなり折れそうなほどに曲がる
そしてまた挽回するという死闘を１５分程繰り広げて
少しずつ慎重にたぐりよせる
見えた魚体は如何にも荒々しさを醸し出した
うっすら黒みを帯びたピンク色
死闘に消耗した魚を同僚がタモ網ですくい上げる
ダーマイとったり
2尺はあるんじゃないかとも思った引きだったが
釣り上げてみると55㎝、2.5㎏ぐらいの真鯛だ
それでも十分カイデー
それから一匹も釣れず
またもや強風が吹き荒れ始めたので
船長がこれ以上は危険と判断して帰港した
太刀魚は４人で５０本は釣れたと思うが
これでまだ半分ぐらい
結局真鯛はその一匹だけだった
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かなり厳しいコンディションの中
太刀魚はまずまず釣れたが
真鯛はなんとか一匹ひねり出しただけに終わった
まぁでもかなり釣り応えがある一匹が上がったので
今回の首尾はおおむね上出来ということにしておこうと思う
私は真鯛があるので
太刀魚は１０本だけおみやにもらって帰宅し
そのうち６本は下処理をして刺身に引いたり筒に切ったりして
ご近所さんにおすそ分けした
だって食いきれないし
真鯛はさばいて寝かして翌日に食うとして
太刀魚は少々足の早い魚なので
生に耐えるものはなかなか出回っていない
だからこれはありがたく刺身で食うべきだろう
釣り人の特権
太刀魚は鱗もなく皮を引けない魚なので
薄くそぎ切りにするか
切れ目を入れたり炙ったりして皮が口に残らないようにした
皮がコリコリ
ちょっと余った部分は軽く酢でしめて炙って食った
新鮮な魚はやっぱり塩焼きもうまい
脂じゅわじゅわ
あんまり太い個体は少なかったが
それでもまだ余っているので
残りは煮付けか冷凍にまわそう
日頃から釣った魚なんてものは
苦労して釣った顛末の楽しさや
縁があって彼らに出会えたヨロコビを
しみじみと感じながらほとんどココロで味わうもので
ウマいだマズイだ言うのは野暮ってもんだろうと
悟り澄ましたようなことを言っているが
新鮮な魚はやっぱうまいな
釣ってすぐ締めたからコンディションも抜群
食い意地の張った私は
酒と疲れで呆け出した頭とココロで思う
明日は本命の真鯛をどう食うか
次回は鯛料理ですよ
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