お母さんをやっていると
沢山の「べき」にぶつかり
ます。
 
今のお母さんは生きる
のが大変だと思う。
 
だって、一人の人間を
育てるという大仕事を
ほぼ自分だけに任され
ているんですから。
 
 
少し話は変わりますが、
 
ある時から、
自分の「使命」という
ものについて、
ずっと考えた時期が
ありました。
 
そして、その情熱に
したがって様々に
挑戦してみたことが
 
シャンティハウス
という一つの形を
運んできたのです。
 
当時は使命を果たす
ことがとても大切で、
 
時間を惜しんで
命を傾けていました。
 
でもね、何かが違って
きてしまい、
自分との不調和が
沢山起こってきて
初めてわかったこと
がありました。
 
 
それは、
「使命」と感じること
さえも、それは結局
ツールにすぎないのだ
ということです。
 
使命は人生を後押し
してくれる自分の最大の
能力というか、
 
自分を運んでくれる
船みたいなもので。
 
私たちが人に生まれて
きた目的は
 
ただただ、
「自分」を生きる
ということ。
 
「使命」を生きる
ためではないのです。
 
だからもちろん
何かの教えや考えを
実践するためでもないし、
 
人から見て、
輝いているように
思われることなんて
関係ありません。
 
 
様々な人生の中で
この「自分」に生まれて
きたことが、
もう全ての答え。
 
 
「自分」が喜んで
生きているか?
 
自分の感覚、気持ちを
押し殺さずに
 
自分を生きているか?
 
 
それだけなんですね。
 
何をやってもいいし
やらなくてもいいし。
 
 
だから昨日も書いた
のですが、
 
「お母さん」を生きようと
しなければ随分楽に
なると感じます。
 
「わたし」を生きると
子育てだって
沢山の楽しみが見つかる。
 
悩みも迷いもなくなる
訳ではないけど、
 
沢山のプレゼントも
もらえる。
 
 
お母さんになって17年。
 
3人の全く違う子育て
を通じて、
ようやく今、心から
そう感じています。