タイトルの記事 を見かけました(産経ニュースにリンクが貼ってあります)。

いつものように、メディアリテラシー、情報リテラシーの観点から、原典に遡りましょう。JSTのサイトに、「平成20年度小学校理科教育実態調査及び中学校理科教師実態調査に関する報告書 」があります(サイトにあるpdfファイルにリンクが貼ってあります)。3章が該当する部分です。(私は)実は読み切っていないので、皆さんはきちんと読んでみてください(笑)。

 あと、JSTのサイトを覗いてみると、理科支援ネット を主催していますね(リンクが貼ってあります)。


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 さて。ニュースの記述に戻ります。

JSTの報告書に基づいて書かれた部分を整理すると、


 (A)理科の指導を苦手に感じる教師が多い

 (B)教師になるのは文系出身者が多い、算数理科を選択せずとも教員になれる

 (A)の背景には(B)がある


ですね。そのうえ、スキルアップする機会もないと。   


 理系出身者が増えると苦手に感じる率が本当に下がるのか(物理系、数学系、化学系には、あるいは理学系と工学系には、かなりの違い、隔たりがあると個人的には感じています)、他の教科(社会科とかね)はどうなのか、という疑念が直ぐに浮かびますが、この部分については一先ず置くとしましょう。最も興味深いポイントかもしれませんが。


 で、取り上げたいのは記事の前段にある部分。


>先生の理科嫌いは児童生徒の理科離れに拍車をかける


 「先生の理科嫌い」というようなものが本当にあったとしましょう。でも、好きだろうが嫌いだろうが、指導マニュアルが確立されていて、それに基づき平均点以上の授業が行えれば問題ないように感じます。要するに、指導方法の問題。それがなりたっていないのならば問題ですが、それは理科に限りませんね。


 既に何度か書いていますが、「子供が理科を好きになる、興味を持つ」垣根は低いと考えているので、「理科実験のお教室」などというものに通わせるのではなく、親が労力を割くべきだというのが私の考えです。そうやって育った子供(幼児)ならば、先生の理科嫌い(というものが本当にあるのなら)が伝染するようなことはないのでは?それとも、理科好きな子供を萎えさせるパワーを持った先生が沢山いるんでしょうか?

 あと、「昔は理科好きな先生が多かった」というデータはあるのかな?今度探してみます。