我が家の次男(小6)は『宇宙人』です。
わたしと顔はそっくりなんだけど笑、中身はてんで理解不能。
「本当にわたしから生まれ出たんだろうか…。理解できなさすぎてむしろ怖い…。取り違え?」
と小2くらいまでは真剣に悩んでいました。
年中さんあたりから集団行動について行けなくなり、
小学校に上がってからも、毎日登校班の集合時間に間に合わない。
みんなを待たせるのが悪いので、しょっちゅう後から別登校していました。
2つ上の兄は登校班でちゃんと登校できているのに…
忘れ物が酷く、前日に用意してランドセルの上に置いておいても忘れて行きます。
どうやったらそんなことになるのかと、朝の次男の様子をじーっと窺っていると、
ランドセルを背負うのに上にあった忘れてはならないものをどける→ランドセル背負う→振り返りもせず玄関へ
という流れ。
今なら笑って書けるけれど、当時はハゲるんじゃないかというほど悩んでいました。
玄関まで持って行ったとしても、靴を履く時に手放して、そのまま振り返らずに出て行く笑!
これがほぼ毎日です。
きっと何か発達障害的なものがうっすらあったんではないかと思います。
でも知能的には問題がなく、のんびり屋ではありましたが勉強にはついて行けていたし、
お友達が多くて、学校から人間関係のことで電話をもらったことは一度もありませんでした。
ただ、どういう叱り方をしても効き目がないのが一番の悩みのタネでした。
罰則を決めても、効き目ナシ!
何か大切なものを取り上げられたり、使うのを禁止されたりしても、全くしょげたり泣いたりもしない。
大切なものなのに、なくなっても平気そうで。
一度なんて次男が約束を破った罰として、長男とムスメとわたしの3人だけで映画を観に行き、
1人でお留守番をさせてもまったく効き目がなかったのです笑!小2の時
痛くなったのはわたしの胸だけ笑笑!!次男が気になって映画に全く集中できず…
帰って来たら「あ、お帰り〜。映画どうだった?」とニコニコしていて、
「嗚呼、本気でこの子がわからない…」となったあの日のことが忘れられません。
次男も楽しみにしていた映画だったのに…
例えば、明日の学校の準備で絵の具セットが必要だったとします。
2階に取りに行きます。
多分見つからないんでしょうね、5分経っても降りて来ません。当時は片付けも全くできませんでしたので…
10分後、2階からリコーダーの音が… ♪ピポー♪
絵の具セットの代わりにリコーダーを見つけて、吹きたくなっちゃったんでしょうね…
しまいには満足そうに1階に降りて来て、絵の具セットのことは記憶の彼方。
出るのはため息ばかりなり。いとおかし。
これが毎日繰り返されるワケです。
逆に、ご褒美で釣ろうとしても全く効果ナシ。
「何かのために頑張る」ということがとことんない子でした。
そんな次男も、今は小6。
すきなことを見つけた小3あたりから、彼は変わり始めました。
もちろん未だに忘れ物はするけれど大幅に減ったし、時間に間に合わないということもなくなりました。
『夢中になれることを見つけた』というのが、彼を変えた一番の理由だと思います。
その世界で身につけたことがたくさんあり、
頑張らないとすきなことを続けていけないこと、頑張らないと上達しないことを知ったからだと思います。
今お子さんが低学年で、お子さんの『宇宙人っぷり』に悩んでいたとしても、
大きくなるにつれ、変わっていく子も少なからずいると思います。
何か『夢中になれること』に出逢うことができると、目標ができて、情緒も大きく変わっていくのかもしれません。
未だに宇宙人ぽさは大いに残っていますが笑、
わたしが彼の宇宙人ぽさの中の「良い部分」にフォーカスできるようになったことも、大きかったように思います。
「変わってるけど、それって他の人にはない、こんないい部分でもあるよね」
と思えるようになって良かったな、と思います。あと、ネタには事欠きません
昨日アップした次男の歌を聴いてくださった方々、
どうもありがとうございました!!
今後も彼の頑張りと成長をブログに綴って行きたいと思います。