「プライヴェート・リハーサル」は、
この作品はこんな感じなんだろうな、
と観る前から思われやすい作品なのかな、
と思っています。
あーこういう感じね、って。
こういう演劇、あるよね、という。
でも今回は、
全力でそれに抗っていきます。
何せこの企画は
少人数ながら個々の個性が強く、
それぞれの演劇的ルーツが多様です。
ミュージカルやオペラの演出でもお馴染み、
ドイツ人の演出家に師事し、
日本の名だたる演出家の助手も経験してきながら
「100年後にも上演される、
海外にも持っていける新しい古典を日本から」、
と新作を書いて自主企画をなさっている
脚本、演出の田尾下哲さん。
日本の現代演劇に大きな影響を与えた、
TPT(シアタープロジェクトトーキョー)という
イギリス人の演出家デヴィッド・ルヴォーと
プロデューサーの門井均が1993年に立ち上げた
現代演劇の実験プロジェクトの演出部出身の、
田丸一宏さん。
大浦みずきさんに憧れて
ダンサーとしての夢を叶えるために
入った宝塚歌劇団で月組トップ娘役まで上り詰め、
その並々ならぬ瞬間的な集中力で
数々の輝かしい武勇伝をお持ちながら、
私はダンスを踊る人だから、と
常に演技に対して客観的な鋭い視点をお持ちの、
観せ方のバランス感と集中力が卓越している、
風花舞さん。
15歳の時にJUNON SUPER BOY CONTESTで
入賞したのをきっかけに芸能を始め、
映像で広範囲に活躍しながら
演技の勉強がしたいと、
ニューヨークで演劇活動を十年以上されてた
保科由里子さんに師事し、
愛嬌溢れる人柄を最大限活かした
ナチュラルでライブ感溢れる演技をする
山崎将平さん。
そしてアメリカ育ちで、
ミュージカルを観て育って、
和物の芸事を学んで、アングラを愛し、
実験的な演劇に足を突っ込んで、
今は現代のシェイクスピアをやっている、
混沌とした役者、岩崎雄大。
演出家のお二人と、
主軸の風花舞さんにリードしていただき、
それぞれの持っている視点を踏まえて、
何かその中で皆が共通して信じられる瞬間を
繋いで行こうと稽古を重ねています。
そして演出家お二人が、
外国人の演出家との仕事が多いこともあり、
とても柔軟性に富んでいて
俳優とディスカッションをしてくれるのが
とてもいい環境を作ってくれています。
いよいよ色々試していた段階から、
形を作っていく段階に稽古が入っています。
この新しい古典の初演を、
ぜひ目撃してください。
お客様の想像力を超える、
創造力を追求します。
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【只今稽古中&ご予約受付中!】
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2015年7月23日(木)~26日(日)
『プライヴェート・リハーサル』
作: 田尾下哲
演出: 田尾下哲・田丸一宏
出演: 風花舞、山崎将平、岩崎雄大
@日暮里d-倉庫
「100年後も上演される新しい古典を」と田尾下哲が書き下ろした、1960年代末のフランスを舞台にした、ベテラン女優と二人の若者の愛と人生の交錯劇の初演です。ジャンルを超えた出演者と演出家の交流から、劇的な物語を描き上げていきます!
公演詳細
http://s.ameblo.jp/yudaiiwasaki/entry-12026291962.html
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8月「数右衛門」ご予約受付開始!
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2015年8月18日(火)~23日(日)
直也の会 番外公演
「数右衛門」
脚本・演出/石橋直也
原作・鶴屋南北(盟三五大切)
@池袋シアターグリーンBOXinBOX
8月の"新感"覚時代劇も
5月末に仮本読みを行い、
また少し新しいスタイルの、
スリリングかつ深みのある、
幽玄的な和の世界感を
お楽しみいただけそうです。
公演詳細
http://s.ameblo.jp/yudaiiwasaki/entry-12042484830.html?frm_id=v.jpameblo
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