≪Theatre Company カクシンハン
メンバー・出演者オーディション≫
所属しているTheatre Companyカクシンハンで、今後共に演劇界に革新をもたらしていくメンバーと、8月の吉祥寺シアター公演『タイタス・アンドロニカス』の出演者を募集しています。
カクシンハンにとっても大事なこのタイミングで、たくさんの刺激的な同志と出会いたいと心から思っているので、ここで少しカクシンハンがどのようなことをしているのか紹介させていただきます。
■ Theatre Company カクシンハンとは?
シェイクスピアを現代的に上演するカンパニーとして、結成五年目のカンパニーながら近年、急ピッチで認知されて来たカクシンハン。
演劇を初めて観るお客様から、観劇好きな方々まで、幅広く楽しんでいただける、セッション度が高い演劇として、公演の度にリピート観劇していただく方も増えてきております。
かたやシェイクスピア研究者の松岡和子さんをはじめに、大橋洋一さん、河合祥一郎さん、そして著名な俳優や演出家にも観に来ていただき、高く評価していただいており、今一番勢いがあるカンパニーのひとつと言っても過言ではない若手カンパニーです。
昨年の一ヶ月ロングラン公演『カクシンハン版 リチャード三世』/POCKET HISTORY『ヘンリー六世 三部作』の時に書き上げたこちらのカクシンハンについての記事が、新聞・雑誌・ネットでの紹介記事などのリンク満載です!
【「カクシンハンとは?」】
http://ameblo.jp/yudaiiwasaki/entry-12153658276.html
■ 2017年1月には初の東京芸術劇場進出!
今年の1月には、初めての東京芸術劇場公演で堂々と「マクベス」を上演し、その劇場空間をフルに活かしたミニマルで革新的な演出と鮮烈な上演により多くの感動と議論を巻き起こしました。
【カクシンハン「マクベス」ご感想まとめ】
https://togetter.com/li/1074604
結成四年目(当時)の集団としては異例の注目を集め、同時期に上のプレイハウスではNODA・MAP、隣のシアターウエストでは二兎社が公演をしているなか、四日間という短い期間ながら、たくさんのお客様にカクシンハンの上演を体験していただけました。
■ そして2017年8月、初めての吉祥寺シアター!
そしてその「マクベス」の直後に、2016年度プロミシングカンパニー(シアター風姿花伝が、勢いのある若手カンパニーを一年間バックアップするプログラム)の集大成として、3月にはPOCKET05「夏の夜の夢」をシアター風姿花伝で上演、本公演とは差別化した、凝縮されたPOCKET公演をたくさんのお客様に楽しんでいただき…
【カクシンハンPOCKET05「夏の夜の夢」感想まとめ】
https://togetter.com/li/1092211
次は、8月に、舞台空間の大きさとしては今までで最大規模となる吉祥寺シアターで、シェイクスピアの大作『タイタス・アンドロニカス』を上演いたします。
空間を大胆でスタイリッシュな演出で埋めていく木村龍之介演出が、吉祥寺シアターの空間でどこまでスケールを拡げていくのかが期待される上演です。
今回の出演者募集は、この注目を集めている吉祥寺シアター公演のためのものとなります。
■ 俳優が躍動する、カクシンハンの創作。
俳優と演出家、スタッフがフラットな立場で創作を行うカクシンハンの現場では、俳優の自主性と創作的提案が重視されます。
そこには特定のメソッドなど演技スタイルの縛りはなく、演出家の木村龍之介が戯曲から広げた多様なイメージ=セカイの中で、俳優がそれぞれに、生き生きと、面白く、作品を深める具体的な提案を積み重ねていくことで創作が行われていきます。
個々のポテンシャルが最大限に問われる現場で、毎公演、集まったキャストの一人でも欠けたら作品が別物になるような能動的な創作が行われていきます。実力者の集まりの中で切磋琢磨しながら創り上げていく稽古は、それぞれの俳優にとって大きな経験ともなります。
■ 古典を扱いつつも、圧倒的なライブ感。
木村演出は、全セクションがセッションを重ね、最後は幕が明けてからお客さんと創り上げるスタイルなので、古典をベースにしながら圧倒的なライブ感のある公演を重ねることになります。そのため、作品を何度を楽しみにリピート観劇をなさるお客様もたくさんいらっしゃいます。
演劇=playというスタンスを元に、古典のスケール感へと高められた身体で、真剣に遊びながら演じられるカクシンハンの作品は、日常を超越した濃密なエネルギーを交換する場を創り上げ、演じ手にとっても観客の皆様にとっても、特別な演劇体験となります。
そのような演劇体験の中で出会ったお客様は、魅力的だと思った役者さんのその後の活動を追ってくれることも少なくなく、創作の中で自分の魅力を存分に作品にぶつけられた役者さんは、多くのお客様に鮮烈な印象を残すことができます。
■ 今後のカクシンハン、そして活躍のチャンス!
カクシンハンは、古典作品を現代的にアップデートするカンパニーとして、今後も日本のみにとどまらず世界的に活動していくことを目標としています。
実はカクシンハンは、シェイクスピアのみならず、世界共通の古典作品を上演することだけに固執してはいません。ですが、こういった作品は作品自体が共通言語となりうるので、海外の観客に向けて現代日本人の切り口で創り上げられた上演を届けるのに適していると考えています。
海外の上演作品などもとらえながら行われているカクシンハンの創作では、世界に通用する演劇を目指しています。
そこに共に挑戦し、世界の演劇史に名を刻むカンパニーを共に作り上げていく仲間を、今回募っています。
正直なところ、現在のカクシンハンは、注目度に対して少人数で運営しています。このタイミングで成長過程のカンパニーのメンバーになることは、なかなかないチャンスだと思っています。ここから共にカンパニーを創り上げていく新しいメンバーたちは、今後のカクシンハンにおいて欠かせない中心メンバーになっていく可能性が大いにあります。
そしてそれは我々現メンバーにとっても、その中で自分の立場を勝ち取っていかなければならない、新たな戦いの始まりでもあります。
自分がこのカンパニーを大きくしていき、自分もカンパニーと共に大きくなっていくんだという気概を持った新しい演劇人と出会えることを楽しみにしています。
■ 募集要項。
カクシンハンのメンバー募集要項は、こちらの公式サイトに載っております。
【Theatre Company カクシンハン公式サイト】
http://kakushinhan.org/others/titus2017
たくさんの刺激的な出会いを期待しております。
どうぞよろしくお願いいたします。
2017.4.17
◆岩崎MARK雄大◆