『腸間膜を適切に機能させるための運動療法の考察』 | トレーナーチームEsperanza代表 理学療法士 石渡雄次のブログ

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石渡雄次:トレーナーチームEsperanza代表、理学療法士、メンタル心理カウンセラー、上級心理カウンセラー。『医療をエンターテイメントする』を理念に活動しているセラピスト&トレーナーです。

こんにちは。
トレーナーチームEsperanza代表
理学療法士の石渡です。

今回は『腸間膜を適切に機能させるための運動療法の考察』について。

腸間膜が新たな「臓器」として認識されたとのこと。これに伴い『グレイの解剖学』の改定が行われている。

主に腸管と後腹壁を結ぶひだのこと。
後腹壁にくっつかない臓器を後腹壁につなぎとめる役割。

腸間膜は腹腔全域に渡り幅広く存在するようです。臓器であれば、もし周囲に神経や血管が張り巡らされ侵害受容器が存在しているとすれば痛みを感じるはずです。今まで下腹部痛や鼠径部痛、腰痛だと思っていたのが、もしかしたら腸間膜の痛みだったのかもという説が出てくる可能性はありますね>_<

だとすると加えて、今までは胃や腸の痛みと言われていたものが腸間膜の痛みとなることもありえると考えています。今後は画像診断だけでなく理学療法士として腸間膜に対する評価などが新たに必要になりそうです。

また、腸間膜の機能として臓器を正しい位置に保持する機能があります。この機能を維持させるためにはどうしたらいいか?

内臓が落ちてしまっているのは、、、
《姿勢が悪い。または体幹インナーマッスルが弱い。または骨盤の歪み。など》が原因とされています。
これらがきっかけとなり【腸間膜】の適切な機能が失われてしまったから。ということが理由の一つとして挙げられるようになったわけです。

腸間膜がどのような性質なのかはまだ詳しくはわかりませんが、臓器の一つであり、さらに役割として内臓の位置を保持する機能があるとすると【かたすぎてもいけないですし、緩くなりすぎてもいけない】という印象です。

腸間膜の評価や運動療法の一つとして、四つ這いやうつ伏せで行えば内臓を腹側へ位置移動させることができるので、この姿勢を取るようにするだけでも有効です。さらに四つ這いでの移動や体を揺らすことでさらなる効果が期待出来ます。
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大人になるにつれて、四つ這いやうつ伏せの頻度は明らかに減ります。内臓は腔(空間)を移動する固体であるとするならば姿勢の単一化はその動きを制限することに繋がると考えています。
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