瓢箪から駒、甚平から愛10-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


雪乃です。おはようございます(ぎりぎりセーフ)。

は~やっと土曜日ですね。私は土日休みの仕事なんで金曜夜~土曜夜が絶好調超☆です☆o(≧▽≦)o
そして日曜朝から早くもしょぼくれ始めるという…σ(^_^;)

今日はしやがれが楽しみ(^-^)


んでは、妄想の続きです。



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Side O




俺は気持ちを紛らわそうと、立ち上がって水を取りにキッチンへ入った。戻ってくると、ニノが部屋の隅っこにおいてあった、翔くんからもらった甚平をぼーっと見つめていた。

「甚平…ど、したの」

まだ酔いが抜けないのか、ニノはいつもよりゆっくり話す。甘えているように聞こえて、胸が騒ぐ。

「翔くんにもらったんだよね。なんか、ニノとお揃いって」

水の入ったコップをテーブルにおいて、甚平を床から拾い上げて広げる。当たり前だけどニノのと同じサイズで、翔くんの計らいなのか、同じような色合い。

「ふふ…それ、着ていい?」

「ニノ着たいの、コレ」

「うん」

ふふふって気持ちよさそうに笑って、甚平を広げてみせる俺に小さい丸い手を伸ばした。

「ほら。起きれる?」

甚平を傍に置くと、ニノを起き上がらせようと寝転んでいる彼の肩に手をかけた。


「ふふ…おーのさん、…着替えさせて」


「え…」


思わず顔をじっと見た。ニノはそんな視線に動じず、目を細めて口角をきゅっと上げる。


耳元がふんわりピンクに染まっていて、すごく艶かしい…



「…脱がせ、てよ」



ニノが呟いて、自分の手でシャツの襟を少し開けたのと、俺がニノのもう片方の手首をソファに押し付けて、その唇に自分のを重ねたのはほぼ同時だった。

「ん…ぅ」

ニノが俺に掴まれてる方の手をぎゅっと握った。

ニノの、柔らかい唇。

ニノの息遣いがダイレクトに伝わって、俺は止めることができずさらに深く口づけた。抗わないニノの少し開いた唇から、奥に侵入する。

「っふ…んん…」

くぐもった水音と2人の吐息の音が静かな部屋に響いて、頭ん中が痺れていく。口内を乱し、温かいニノの舌を見つけて絡みついた。

「っはっ、おーのさ、ん…」

ニノが息を荒くしながら俺の名を呼んで、俺に掴まれている手首を左右に振る。

「…ごめん、ニノ…気持ち悪い、よね…?」

慌てて手首を離すと、とろんとした目をしたニノが首を振って、自由になった手を俺の背中に回した。


「…気持ち、いい…どうしよ…」


そう呟くニノに、もう、気持ちが抑えきれなくて、もう一度唇を重ねた。

ちゅっ、って唇をついばむとニノがぎゅっと目をつぶる。でも、柔らかく開いた口元から紅い舌がちらちら見えて、俺はソレに夢中になった。もう一度深く、ニノに口づけする。

「甘い…」

「んふふ」

ニノが照れたように目を逸らした。俺は片肘をニノの顔の脇に立てて、片方の手でシャツのボタンを外しながら、ニノの耳元に唇を寄せる。ちゅ、と耳朶に吸い付くとニノがびくっと震えて目を閉じた。シャツを脱がせながら指で首筋を伝って胸へ下ろしていくと、眉根を寄せて鼻にかかった甘い声をあげる。


その反応がめちゃくちゃ可愛くて…


俺の体温がどんどん上がっていく。



「…こんなん…ダメだよね?」


俺は急に不安になってニノの顔を覗き込んだ。


瞳に俺が映ってる…


「…今さらってか、もう遅くない?」


ニノはふふっといたずらっ子みたいに笑って言った。


「でもここらで、やめといた方がいいよね…」


俺は少し体を離して、ニノの様子をうかがった。