君の青空、僕の太陽 2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。





Side L





首尾よく、二宮さんとの次の約束を取り付けて、俺はほくそ笑む。スタジオへ向かう足取りも軽い。


俺はキレイなものや可愛いものが好きだ。

それは人間ー男にも女にも、適用される。

俺はそういう存在に出会ったとき、たいてい、手に入れたい欲望を抑えられない。抗えない魅力が彼、彼女らにはあるからだ。


ときには強引な手を使ってでも、俺はそれらを手に入れてきた。


二宮さんは、そんな俺の最近の一番のお気に入りだ。




容姿は、年下の俺から見たって文句なしに可愛い。


くっきりとした二重に彩られた潤んだ瞳とか、

キレイな鼻筋とか、

何かを誘ってるみたいにきゅっと口角が上がって、美しくカーブを描く唇とか…。


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真っ白な肌は女子顔負けだし、丸っこい指先の愛らしさは赤ん坊にだって劣らない。




性格だって…こっちを全部許してるみたいに見せておいて、実は冷静に相手が信頼できるのかを図っているふしがある。

そうかと思えば不意にガードを下げて、こっちを揺さぶる。


そんな御しがたい存在を組み伏せる瞬間が、最高に味わい深いことを俺は知っている。





若手の芸人は辛そうに見えて、意外と美味しいポジションだ。

俺は父親のコネで老舗の小さな事務所に入った。昔からのつながりがあって、意外とムチャできることに、入ってから気づいた。

芸能界のすみっこで、俺は自分の心に刺さるお気に入り達をたいていうまく手に入れてきた。

焦らず相手に近づき、信頼を得る。そいつの胸もとに入り込んで、一気に取り込む。


たまには、人に言えないような…手段をとることもあった。




人生は一度きりって言うからさ。




欲しいものは、我慢しない。


俺は、次は、




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ニノミヤカズナリが、


欲しい…



俺は芸人としてのトレードマークにしているサングラスをかけて、スタジオへ入っていった。