Side O
「ニノ…だめじゃん、床あんなに汚してぇ」
ニノは自分のせいで汚れた床にちらっと目を走らせた。
「あ…ご…ごめん…なさい…の世界…」
恥ずかしそうに俺の胸 に 顔を埋めてくる。
「ふふ、気持ちよかった?」
「うん…」
「じゃあいっか…キレイにしておこうな」
一旦ベッドにニノを寝かせて手早く床をキレイにする。ニノはベッドのヘリから脚を床にだらんと投げ出して横たわり、片手で恥 ずか しそうに口元を押さえていた。
「お…大野さんも…」
言いながら身を起こして、ベッドへ戻ってきた俺を無理矢理寝かせようとする。そのまま、俺の履いていたジーンズを脱 がせようと一生懸命格闘する丸い手がかわいい。
「ぬ げばいい?」
んふふ、って笑いながらジーンズに手をかけると、ニノはこくっと頷く。ジーンズを下 ろして、ついでに上に着ていたシャツも全部ぬ ぐ。
「俺も…ぬ いだ方がいいよね?」
ニノがチュニックに手をかけようとするから慌てて止める。
「いやいや、そのままでしょ、そこは」
「そうなの?」
「だって…」
真っ赤なチュニックのパジャマに身を包んだニノが、ベッドの真っ白なシーツの上で四 つん 這 いになって、俺を見つめてる光景はめちゃくちゃ扇 情的だった。手の指の途中までゆったりと包み込むチュニックの裾からは真っ白な 太 も も がすらりと伸びていて…
さ わったら、すべすべしてるって知ってるから、余計…あ お られる。
ぼぅっと魅入られるように見ていたら無意識のうちに喉が鳴った。
「…とにかく、そのままでいてよ」
「大野さん、こういうの、好き?」
ニノは微笑むと急に俺に顔を近づけて、唇 を寄せてきた。不意打ちの軽い キ スを何回かされて胸がドキドキいう。
「…すげぇ好き…お前に限る…けど」
唇を離した隙にかすれた声で小さく呟くと、ニノはいたずらっぽく笑った。
「ふふっ…ヘ ン タ イ」
「ちがっ…お前が似合いすぎんの!ったく…男のクセに…」
やべ、すぐニノのペース…持ってかれちゃうな…
ニノはくすくす笑いながら、ベッドの上で壁にもたれて座る俺の 中 心 に手を 這 わせた。
「俺も…大野さんの、妄想の中で…ここ…さ わって たんですよね?」
今度は色っぽい表情でちらっと上 目 遣いをしながら俺を見る。
「うん…んふふ、今日はホンモノで嬉しい…」
「じゃあ、もっとイイコトしたげる」
そう言うとニノはそこに顔を近づけていった。
ニノはくすくす笑いながら、ベッドの上で壁にもたれて座る俺の 中 心 に手を 這 わせた。
「俺も…大野さんの、妄想の中で…ここ…さ わって たんですよね?」
今度は色っぽい表情でちらっと上 目 遣いをしながら俺を見る。
「うん…んふふ、今日はホンモノで嬉しい…」
「じゃあ、もっとイイコトしたげる」
そう言うとニノはそこに顔を近づけていった。