Five minutes 〜智に内緒で櫻宮☆ 3 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

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嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。






Side N






…なんで、こんなことになっちゃったんだろ…



俺は、翔ちゃんの口付けを受けながら、少し酔ってぼーっとした頭で考えた。


怒ってるみたいな顔した翔ちゃんに、トイレの個室に連れていかれて…


鍵を閉めるなり、彼は俺を個室の壁に押し付けた。


「…ん…ん…翔ちゃ…ぁ」


俺が驚いている間に翔ちゃんの唇が俺のに重なって、熱い舌が口内に滑り込んで俺の 舌をか らめとる。


「っは…待って…ん…んん」


翔ちゃんが俺の頬を軽く挟んでいるから、口を閉じようにもそれはできなかった。密着して感じる大野さんとは違う翔ちゃんの香りと熱に、なぜか抵   抗はなかった。俺は力を抜いて、比較的ゆったりと作られたその個室の壁に肩をもたれ掛けさせる。

壁は、最近の流行なのか、店側の趣味なのかわからないけれど、全面鏡張りだった。

目を閉じていないと、翔ちゃんの肩越しに鏡に映る自分の姿が目に入るから、ぎゅっと目を瞑る。

翔ちゃんは、俺の口内をひとしきりむさぼった後、ゆっくりと唇を離して、顔を俺に近づけた。


「ゴメン…智くんには内緒ね」


「あ…んんっ…」


翔ちゃんの唇が、俺の耳たぶをかすめた。熱い吐息が耳にかかって思わず声が出る。


「やべぇ…ニノ…俺…」


翔ちゃんは眉を寄せて、俺の額に自分の額をくっつけた。そうしておいて、俺の背中に両腕を回してぎゅっと抱きしめる。


「…5分、だけ…俺のもんになって…」


「翔ちゃん…どしたの?」


「それが、わからんのよ」


真顔できっぱりと言われて、俺はぷっと吹き出した。


「5分…でいいの?」


「ん…それ以上だと止まんなくなってやばいかと」


「そんなの…5分でもなるときはなるよ」


「大丈夫、これセットする」


翔ちゃんは俺を安心させるためなのか、自分への枷のつもりなのか、スマホを取り出してアラームをセットした。


「ははっ…翔ちゃん…測るつもりなの?」


「よし、時間が惜しい」


「あ…」


アラームをセットする翔ちゃんに笑っていたら、いきなり壁にまた押し付けられる。

翔ちゃんの指が俺の顎に伸びてきて、上を向かせられる。壁一面の鏡に俺が映っている…と思う間もなく彼の唇がまた俺のに重なった。