小悪魔ちゃんの本気 hunt ☆ 22-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。







Side O






「あっ、リーダー、ニノ、待って~」


俺達に気づいて走ってくる。俺が「開」ボタンを押そうと思ったら、ニノがそれよりも早く「閉」ボタンを押した。


「わ、ニノ」


「うわ、ニノお前、ひっでー」


エレベーターのドアが閉じて、笑いを含んだ相葉ちゃんの声が、エレベーターの外で聞こえた。


「ニノ…ひっでぇ…っわ」


俺が笑ってニノを見ると、ニノに服の胸元をぐっとつかまれて引き寄せられる。そのまま、ニノの唇が俺の唇に重ねられた。


「んっ…」


ドン…と2人の身体がエレベーターの壁にぶつかった。ニノは俺の首に手をかけて、深い口付けをした。


「んっ…に…の…」


「ごめん…余裕あるフリ…して…」


「ニノ…」


唇を離して、顔を覗き込むと、ニノはふふっと微笑んだ。吐息もかかるような距離で見つめられて、ドキドキする。


「慣れてんのは…大野さんのこと…想う自分に…ってこと…」


「ニノ…」


「相葉さんには謝っとく…ね、もっかい…」


ニノはそう言って、一瞬、階層ボタンを横目で確認すると、また唇を寄せてくる。俺は夢中で、その唇を塞いだ。



ニノも…同じ…だった?



ニノも…俺に触れたいって思っててくれた?



「…着いちゃった」


エレベーターが停止して、ニノは残念そうに呟いて、唇を離した。そのまま降りようとするから、その手首をぎゅっと掴んだ。


「あの…」


ニノは振り返って、「ん?」って顔で俺を見つめた。


「きょ…今日さ…」


自分の顔が熱くなっていくのがわかる。俺が何を言いたいのかわかったのか、ニノの頰にピンク色が射した。