小悪魔ちゃんの本気 hunt ☆ 22-3 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。








Side O







ああ…30代の男2人で頰染めて、何やってんだろ…



って、こんなの…初めてなんだから、しょうがねぇよな…



ニノがエレベーターを降りて、俺の方へ向き直る。キスしたせいなのか、瞳がしっとりと潤んでいて、廊下のそんなに明るくない照明を反射させてきらきらしている。唇は緩く結ばれていて、キスしたばかりなのに、もう欲しくなった。


「空いてたら…一緒にいたいんだけど」


この調子で三回誘って、ダメだったから、今日も仕事かな…とあまり期待しないようにして待つと、ニノはこくんと頷いた。


「え?」


「いいよ。今日もう一個だけ、打合せ入ってるけど、その後だったら」


ニノは照れくさそうに微笑んで、くるっと向きを変えて、楽屋に向かって歩き出す。


「マ、マジか」


「ホント。うちでいい?」


ニノがまた振り返って聞くから、こくこく頷く。


そのとき、後ろでエレベーターのドアが開く気配がして、相葉ちゃんの声が聞こえた。


「ちょっと、ニノ!さっきわかってて閉めただろ」


ニノはぱたっと足を止めて、相葉ちゃんに向き直って何か言おうとした。


「ごめんな、相葉ちゃん」


俺が先に口を開くと、相葉ちゃんもニノも驚いたようにこっちを見た。


「なっ、なんでリーダーが謝んの⁈」


「や、だって…その…ふたりで乗っちゃったし…止めなかったし…」


キスしたかったの、俺もだし…っていう言葉は心の中で呟く。相葉ちゃんはニコッと笑った。


「リーダー、ニノの代わりに謝ったりして…どうせ、2人でなんかやらしいことしてたんでしょ」


「ちがっ‼︎お前、変なこと言うんじゃねーよ」


ニノが顔を真っ赤にして否定する。



真っ赤になったら、そうですって言ってるようなもんじゃね?



俺は嬉しくて照れくさくて、んふふ、と笑うと、相葉ちゃんが意味ありげなウィンクを一瞬、俺にだけして見せた。