先生なんて呼ばないで 19-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。









Side S








ニノは一瞬驚いた顔になったけれど、すぐにふふっと笑った。


「んー…好きな人に…あんな…されんのは、初めて」


「ぶはっ…どういう意味だよっ」


俺が思わずふき出すと、ニノもころころと笑う。


「ふふっ…翔ちゃんが初めてだよ…」


「ニノ…」


抱きついてくる小さな体をぎゅっと抱きしめて、額にちゅっとキスをする。


「おでこ…なの?」


眉を寄せて不満そうに呟くニノが可愛くて、顎を上げさせて唇に自分のを重ねた。


「んっ…翔…ちゃ…」


横向きで抱きしめていた体を起こして、ニノに覆いかぶさるようにして顔の両脇に肘をつく。舌を忍び込ませると、「はぁ…」とかすかに吐息を漏らしながら、ニノはその甘い  舌をから  ませてきた。


「…翔ちゃ…っん…ぁ」


ニノは、閉じていた瞳を開けると、とろんとした目で俺を見つめる。



やっば…



朝から二回戦…とか…は、まずいよな…



でも、この状況、あらがえん…



と、思った瞬間、



 






グウゥゥゥ…








盛大な音が俺の腹から聞こえてきた。


「ふはっ…翔ちゃん、すごい音」


俺は一気に脱力して、ニノの隣に体を投げ出す。


「あー、くそ、信じらんねぇ」


俺は起き上がって、髪の毛をくしゃくしゃっと乱した。


「ふふっ…翔ちゃん、ゴハン食べよ?」


「ん…俺的には、お前先に食いたかったかも…」


ため息まじりに呟くと、ニノが体を起こして背中にぴとっとくっついた。


「でも、ゴハン食べても…デザートは別腹…だよね?」


「…そりゃ、別腹ですよ…さぞかし激甘スイーツなんだろうけど…」


首をひねって、肩越しにニノを見ると、目を細めたニノが、また唇を寄せてくるところだった。