君の瞳でつかまえて 45-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ


















Side O







「ほんとだよ…ずっと…会いたかった…」


誕生祭で初めて王子として紹介されたニノは、堂々として、どことなく飄々とした表情で観衆に語りかけた。

今、瞳を潤ませて、その目を細めるニノに王子の面影はなかったけれど、


「和也王子……」


頰や唇に、自分の唇をふ  れ合わせながら囁いてみた。


「王子のユカタ…ぬ  がせて…確かめていい…?おいらのこと…忘れてないか…」


ニノは俺の鼻先に人差し指でちょんと触  れた。


「王子って呼ぶのやめてくれんなら…確かめてもいいよ…」


俺はふふ、と笑って頷くと、ニノのユカタの襟を開いて、自分も着ていた服を取り去った。あら  わになったニノの白い体に唇をそっとはわ  せる。


「和也…カズ…」


ぴくっ…と震える体を、ぎゅっと押さえて、丹念に、確かめるようにふ  れていく。


「大野さん…あっ…ぁ…んっ…」


「ニノ…」


ニノの香りが俺を包んで、一気に俺の体を熱くする。俺はチュッと音を立てながら、鎖  骨をなぞるように口  付けた。


「あいつに…変なこと…されてねぇよな?」


「あ…あいつって…」


とろんとした瞳になったニノは、俺の髪に指を差し込みながら、言った。


「マルってやつ」


「ふふ…あ、やっ」


鎖  骨から下へ、飾りを唇に含んで、熱でぬ  らす。


「それも…確かめるんじゃないの?」


顔をあげるとニノはいたずらっぽく微笑んでいた。


「…ちぇ、意地悪言うんだから…」


俺は不満そうなふりをして尖りに軽く歯を立てた。


「んっ…ぁ…確かめるって…大野さんが…やぁっ」


クチュクチュと吸  い立てるように愛  撫すると、ニノはびくっと体を震わせた。


「もうか  たくなってる…ここ…おいらのこと…覚えてんだな」


「あぁ…っは…大野さん…」


ニノは俺の後頭部に回した手にぎゅっと力を入れた。