小悪魔ちゃんのわるだくみ☆ 7-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ




















Side N






「なんで、俺にさわれないと死んじゃうの?」


両手で頰を挟み込んで、額をくっつけて言うと、大野さんは顔をしかめた。


「だって……そりゃ…」


綺麗なアーモンドの形をした瞳が、困ったように俺を見つめた。



ねぇ、もっと俺を欲しがってよ。



俺の欲しいものをくれたら、



いくらだって、



俺を、あげるからさ。



俺は額を離して、にこっと笑った。大野さんは少し怒ったように俺を見つめて言った。


「お前んこと…好きだからに決まってんだろ?」




ああ…



どうしよ。



自然と頰が緩んだ。



テレビの中の『好き』なんか、どっかいっちゃうね…




俺は、体を膝立ちのままの大野さんにぴったりとくっつけた。


「うあぁっ」


熱い大野さんの体がびくびく震えて、大野さんは俺の肩に頰を預けた。


「ダメ、ニノ…さわらしてくんねぇと…おかしくなりそ…」


ぎゅっと寄せられた眉、切なく動く喉仏、切羽詰まったような、吐息交じりのかすれた声。


俺を求める大野さんの全てに、胸の奥が高鳴った。


「じゃあ、ね…」


俺は大野さんの後ろ手に縛った手首のネクタイの、ベ  ッドにつなげた方をそっと外した。


「動けるようにしたげる」


「これだと…さわれねぇじゃん」


俺は大野さんの首に両腕をゆっくりと回して、目を細めた。


「手、使わないで、俺に…大野さんが欲しいって思わせて?」


大野さんの瞳が野生に支配されたみたいに、鈍く光った。