君を瞳にとじこめて 4-2 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ






















Side N






「朝…山田とこれよりもっと近い位置で抱きしめあってたよな?」


「え…ぁ…あっ、んっ!」


耳元に唇が近づいて、ふうっと息を吹きかけられる。俺がびくっと反応すると、俺の体をつなぐ手  錠がガチャガチャとまた音を立てた。


「俺はがんばって野外調査してたのに…」


「やぁ…ちがっ…う…」


大野さんの拗ねた声が可愛いけれど、今はそんなこと言ってはいられない。大野さんはユカタの襟を左右に開いた。

窓から吹き込む弱い風にさらされる体を隠したくて、身をすくめようとしたけれど、かなわない。


「ここにもふ  れたのかな?」


胸の赤い実を、触れそうで触れないギリギリの距離で指さされる。


「さっ…わらせるわけ…ない…」


「でも…さわ  ろうと思えば簡単だよね」


ふれ  ない距離で留め置かれた指をくるりくるりと回しながら、大野さんは唇を尖らせた。


「やっ…やめっ…」


さ  わられてはいないのに、くるくる回る指先に、さされている場所がじれったく震える。


「何をやめんの…何もしてないでしょ?」


「あ……けどっ…指、だめ…」


はだけられたところに、ふ  れそうでふれ  ない大野さんの指先を、俺は恨みがましく見つめた。


「そうすんなら…さ  わって…」


言い終わって、自分で言った言葉に、自分の体温があがってゆくのを感じた。