ライブ中にンなこと考えてんじゃねぇよ | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ


























Side O





こんなこと、怒られっかもしんねぇけど…



たまに、あんだ。



ライブ中に


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あー、カズ抱きてぇ、って思うこと。







たいてい、ライブって



汗かいたりすんじゃん?




で、



ああいうとき、も




めちゃくちゃ汗かくじゃん?





カズの汗にぬ  れた白い  肌が、



歓声の中でも、強いライトの下でも




やたらなまめかしくて、




なやましくて、








こういうの、なんつーんだっけ…








欲  情…







しちゃうんだよな…



















衣装替えで裏へ揃ってはけるとき、おいらは一瞬カズの  腰  を引  き寄せて、耳元で囁いた。


「今日…部屋行ってい?」


「…は⁈ 」


カズはびっくりした顔でおいらを見た。


「抱  きてぇから、カズこと」


「な…バカっ…今言うなって」


舞台裏の衣装替えのスペースで、周りにはスタッフさんや、一旦はけてきたジュニア達がたくさんいた。


カズはおいらの腕からするりと抜けて、自分の衣装替えスペースにガシガシと早足で歩いていく。


「なあ、いい?」


おいらも小走りで着いて行きながら、さらに畳み掛ける。



あ…



後ろを振り返らずにどんどん行くカズの耳が真っ赤に染まっていて、おいらはくすっと笑った。


一瞬だけカズに追いついて、おいらはカズの尻  をな  でる。


「ひゃ…バッ…カ!何考えてんだよ」


「え…ナニ考えてるって…」


「もぉ、バカ!」


自分の衣装替えスペースの前に着いたカズはいきなり振り向いて、口を尖らせて軽くおいらをにらんだ。


「困るんだよね…ライブ中に…そういうこと言われるとさ…」


カズは目をそらして、ぶつぶつ文句を言うように呟いた。


「ごめん…じゃ、今日はやめとくわ」


「いや」


おいらが謝ると、カズはかすかに首を振った。


「へ?」


「バカ」


カズは額に浮かんだ汗をぬぐいながら、きゅ、と眉を寄せる。カズは潤んだ瞳でおいらをにらみつけると、小さな声で素早く呟いた。


「そんな言われたら…ライブ中、大野さんのことばっか考えちゃうじゃん」


「カズ…」


思わず抱きしめようとしたら、後ろからスタッフさんに「大野さん!衣装こっち!」と大きな声で呼ばれた。


「ほら、行って」


カズはおいらに近づいて背中を押し、そのスペースからおいらを出そうとした。


「え?結局どっち?」


おいらが慌てて振り向くと、カズは口を尖らせて、また目を逸らした。


「だから、来ていいって」


「え?カズ?」


「はいはい早く行きなさい」


カズの小さな手がおいらを外に押し出したけど、その耳はやはり真っ赤になっていて、おいらは口元が緩むのがおさえられなかった。