BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side O
「あ…おーのさん…なんか変…」
ニノは唇を離すと、自分の体を見おろした。
「体…変になった…」
ニノは困ったように眉を寄せて、泣き出しそうに瞳を潤ませてこちらを見た。
「大丈夫だよ。ほら、おいらのも」
ニノの小さな手を取って、湯の中のオレを触らせた。そこはもうニノのと同じく猛々しく上を向いている。
「あ…おーのさんのも…」
「ふふっ…一緒だろ?好きな奴とチュウすると…こうなっちゃうんだよ」
「好きな人と…おーのさんと?」
ニノは苦しいのか顔を染めて、眉を寄せたまま首をかしげて聞いた。
「そ…すげぇ…好きだよ、ニノ」
またその唇に、チュ、と口付けて、離れる。
「おーのさん…好き…好きだよ…」
ニノは繰り返しつぶやきながら、俺に唇を重ねてきた。
ああ…
ダメかもしんないけど…
とまんない…
唇を触れ合わせているうちに、体にあたるニノの存在感は増していた。
「なんか…どんどんおっきくなる…」
ニノは自身を確認すると怖くなったのか、涙目になった。
「これは…治るの?どうしたら治るの?」
「…ん…えーっと…」
俺は答えに窮して一瞬言葉に詰まる。
「ずっとチュウしてたら、治る?」
「いや…治んない…んじゃないかな…」
どうしよう…手でシてやっかぁ…
俺の理性保つかな…
…いや、保たせなきゃな。
ニノのそれに手を伸ばす。
「触っていい?ニノ」
「うん…あっ…あぁっ…」
手を触れた瞬間、ニノは高い声をあげた。
「はぁ…なに…」
「ん…これな…こういう風にしてくと…治るけど…」
だんだんぬるくなってきた湯の中で、それに触れてゆっくりと上下してやる。
「っ…あっ…ゃ…おーのさっ…なんか変だよっ…」
ニノは目をぎゅっと閉じて、声を上げた。
「嫌か?嫌だったらやめるから」
「っはぁ…ぃやじゃない…」
ニノは弱々しく首を振って、俺にしがみついてきた。
「おーのさんの手、好き…」
耳元で言われて、ぞくぞくした感覚が背中を走り抜ける。