BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ
Side O
「あっ…体…動いちゃ…ぁんっ…」
「はぁ…ニノ…」
俺の熱も腹に集まって固く た ちあがって天井を向いていた。ニノの先端を包んで指でくるくると円を描く。
「あぁっ…あっ…」
ニノの声が耳から甘い 刺 激に変わって俺は焦った。
「ニノ、ごめん…声さ」
俺は手を止めて、ニノの顔を見ながら声をあげた。
「声…俺聞こえると…あれだから…口、塞げるか?」
「声出ちゃう…ごめんなさい…」
ニノは自分の手で口を覆った。
「いや、ニノは悪くなくて…ニノの声聞いてたら俺が…」
「うるさい?」
「うるさくない…むしろ…その…好き…で…」
な、なんて言えばいいんだろ…
えっと…
「今ニノの声聞くと、おいらオオカミさんになっちゃうからさ」
うん、間違いないだろ、これで。
「オオカミさん…」
ニノは呟くと、俺の首に腕を回して両手で口を覆った。俺はそれを確認するとまた手を動かした。
「んっ……っ……ふ」
耳元で、押し殺したような、くぐもったニノの声がする。
「っふ……ゃ……んっ……ぁんっ…」
あ…ダメだ…
ニノのおさえてる声が余計…
たまんねぇ…
「ニノ、ごめん、やっぱ手、はずしていいよ」
「は…はい…ぁ…あぁっ…」
ニノは素直に手を外した。
「んっ…あぁっ…おーのさんっ……あ…おーのさんっ…」
激しく追い立てるように手を上下させると、ニノは泣いているみたいに喘 ぐ。
「あぁっ…なんか…変っ…ぁ、あぁっ…っ」
熱が弾けるとき、ニノは戸惑ったような声をあげて、ぎゅっと俺にしがみついた。
はぁ…かわいすぎて…
こっちが変になりそう…