Be My Baby 28 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ

























Side O






「ニノ…なんか他に思い出した?」


髪を乾かし終わって、ベッドに寝転がったニノに俺は聞いた。


「んー…んーん」


ニノは考え込んだけれど、すぐに首を振る。


「そか…」



いつ、大人に戻るんだろう…



そんで、おいらは、



いつまで我慢できんだろ…



だって、すげぇ好きな奴と一緒に風呂入ったり、



キス…したりしてんだもん…



だいたいもう、チュウとかってレベルじゃねぇし…





「寝る?」


ベッドに座って考え事をしていた俺を見上げて、ニノが俺のパジャマの袖を引っ張った。


「ん、寝るか…」


ニノの隣に横たわる。



やっぱ、おやすみのチュウ…とか言うのかな…



「おーのさん…いい匂い…」


ニノはベッドに横たわった俺にぴたっとくっついて、うっとりと呟いた。


「ん…そか…おいら自分じゃわかんねぇけど」


「いい匂いだよ…」


呟くニノの声はもう小さく、とろんと眠そうで、俺はニノがおやすみのチュウをねだり出す前に、寝かせてしまおうと頭を撫で始めた。


「おやすみ、ニノ」


「ん…おーのさん…チュウしてない…おやすみの…」



やっべ、いきなり来たー…



「だめだよ。チュウしたら…えーっと、ほら、オオカミさんになっちゃう」


首を振るとニノはぷうっと頰を軽く膨らませて、唇を尖らせた。


「オオカミさんって何?」


「オオカミさんはオオカミさんだってば…ガルルーって」


なんか他に言い方あるだろ、と思ったものの、何も出てこない。


「やだ、チュウしたいよ…」



あ、やべ、泣く…



泣き出しそうになったニノの頰を撫でた。


「わぁった、しよっか」



まあ、風呂でヌいたから余裕だろう…



…って、それ自体、ニノにやってもらっちゃってるから、すでにアウトかもしんないけど…



俺は手で体を支えて少し浮かせると、ニノの唇にちゅっと軽くキスをした。


途端に、ふふふっと笑い声を漏らして、照れたように笑顔になるニノが可愛くてたまらない。


「ニノ…超かぁいいな…」


「ふふ」


思わず小さく呟くと、何回かちゅっ、とキスを繰り返した。ニノが薄く唇を開いて、ちゅっ、の音がだんだん湿ったものに変わっていく。


「ニノも…いー匂いすんな…」


湯上りのせいか、ほかほかと温かいニノの体からは俺と同じボディソープの匂いがした。鼻先を首筋に押し当てると、「ふっ…くすぐったっ…」とニノが身をよじる。体の下で、温かい柔らかなニノの体が動く感覚に頭がくらりとした。


「っ…あっ…んっ…」


首  筋に唇  を  押し当てて下へずらすと、ニノは小さく声をあげた。シーツに押し付けられたニノの髪からは、俺と同じシャンプーの香りがふわっと立つ。



ああ…たまんない、もう…



シャツから覗く  鎖  骨  に口  付け  ながら、手を下へと這わせる。


「え?あっ…おーのさっ…ぁあんっ…」


薄いパジャマの上から、粒と思しき位置をつまむと、ニノはびくんっと体を揺らした。その場所はすぐに、形がわかるくらいに立ち上がって主張する。


「あっ…ぁんっ…ぁ…」


そのままくにくにとつまんで転がすと、ニノは顔をのけぞらせて、口を手で覆った。


「おーのさ…それすると…なんか…体…また変だよ…」


見上げるニノの眉は寄っているけれど、瞳は拒否の色を示していないように見えた。むしろ、潤んだ褐色に吸い込まれそうな気分だ。




だけど…










俺は、はあっと深呼吸した。目を閉じて首を振る。


「ほら…オオカミさんになっちゃっただろ…早く寝ろ」


「今のが…オオカミさん…」


俺を見ながら、放心したように呟くニノがどう思っているのかわからない。だけど、ニノはそのままゆっくり目を閉じて、やがてすうすうと寝息を立て始めた。





よかったー…





「オオカミさん」とか言ってるくらいですんで…



しかし、こんな調子だと…





俺は寝ているニノの顔をもう一度見た。もともと童顔だけど、子供になってからはますます表情があどけないように感じる、ニノの顔。



マジで、いつまで我慢できんだ…



ニノを傷つけることは、たとえニノが今、ふたりですごした記憶のない子供だとしても、絶対にしたくなかった。俺はニノの顔が見えないように背中を向けて、そっとベッドに横たわった。