Be My Baby 29 | 妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

妄想を文字に変えて〜嵐 大宮小説〜

嵐のニノちゃん、大野さんをイケナイ目で愛でる妄想小説ブログです。

残念ながら、ちょっと腐な感じです。

あくまでも妄想なので、生温かく見守ってくださいませ。


BL妄想です
苦手な方はご注意くださいませ























Side O






昨日背を向けて寝たはずなのに、朝目覚めると、俺の腕にニノが絡みつくようになって眠っていた。


額を俺の腕にくっつけて眠るあどけない顔は、今は中身が子供だということを差し引いても、やはり、同じ三十代には見えなかった。


思わず髪に手を触れるとニノはぴくっと動いた。


「おーのさん…おはよ…」


にこ、と目を細めて微笑まれて、朝からどきんと胸がはねる。


「起きる?」


そう聞きながら、ニノは起き上がった。もうちょっとうだうだするのかな、と思っていたから少しさびしい。


「今日もね、仕事なの」


「んだな」


「昨日…撮影、あんまりうまくいかなかったから、今日はがんばる」


ニノはきっぱり言うと自分からベッドを降りた。



昨日俺にはあんなに…甘えてたのにな…



「えらいな、ニノは」


「だって…俺のためにあんなにたくさん人いるんだもん。頑張んなきゃ」


そう言って微笑んで、パジャマを着替え始めるニノは、今度は子供には見えなかった。


俺も起き上がって着替えた後、仕事に行くために一緒に家を出た。


















ニノとは別の現場で、夕方まで仕事をした。まだもう一仕事入っている。そのロケ地はかなり遠いらしく、撮影した後今日帰れるかどうか微妙なラインだった。


「一応、撮影が押した場合に備えて、ホテルは押さえてます」



泊まりか…



「ん…ニノはもう終わったんだっけ?」


マネージャーにニノの予定を確認してもらう。


「終わって、二宮さんのマネージャーが大野さん家に送ったみたいですよ」


「そか…どうしよ」



他のメンバーの家でもいいんだけど…



おいらん家にいてほしいな…



明日休みだし…ニノも…



もうニノの仕事は調整できないものしか残っていないらしく、大人に戻るのが待たれていて、明日は何も入っていないらしかった。



でも…



「さびしかった」と口にして、抱きついてきたニノの顔が頭をよぎる。



真夜中まで、ひとりにすんのはな…



それに…



真夜中に疲れて帰って、昨日と同じ展開になったら、我慢できる自信もなかった。



翔くんとこで預かってもらうかぁ…



俺はスマホを取り出して、ニノにメッセージを送った。


『今日遅くなりそうだから、翔くんとこ泊まって?後で、翔くんに確認して、オッケーならマネージャーに頼んで迎えに行ってもらうから』


送迎車に乗り込んで、翔くんにメッセージを入れようとしたとき着信があって、スマホ画面を確認した俺は驚いた。


ニノからだったからだ。