BL妄想です
苦手な方はお気をつけくださいませ
「だめ…」
ニノが囁くような声で、何度目かの制止の声を上げる。その声は小さくて、2人がいる小さな部屋の外には到底届かない。
そんな声じゃ、まだまだ、
やめてなんかやんねぇから。
俺はニノの も も に から ま った 短 パン をぐっと下ろして、興 奮 したニノのその場所に、さらに見せつけるように、舌 を から めてやった。ニノの押 し 殺 し たような声の合間に、ぴちゅ、くちゅ、と俺の立てる水音が響く。その水音が、だんだん大きくなるにつれ、ニノの 吐 息 もどんどん激しくなって、ニノは上を向いて口をぎゅっと手で覆った。
映画の番宣でやってきた忍者屋敷。今はそこで、他の参加者達とかくれんぼして、1時間逃げおおせたら10万円という企画の真っ只中だ。レギュラー出演している俳優やゲストの俳優、お笑い芸人、タレントが参加する企画に、なぜかニノも呼ばれていたのを知ったのは、ニノがゲストの俳優に肩を 抱 かれて屋敷に登場した時だ。ニノと仲のいいらしいそいつは、カメラが回っていない時もずっとニノにベタベタしていて、周りが目をそらすくらいだった。
「なんでお前いんだよ」
不機嫌になった俺がこっそりニノに言うと、ニノは唇 を尖らせた。
「この前言ったじゃん、覚えてないんだから」
「マジか」
「この前…一緒に焼肉食った時」
焼肉…
俺は記憶をたぐり寄せた。それって、焼肉食って、そのあと俺ん家 の ベ ッドで3戦くらい交 えた日のことだっけ…
「食った後?」
こいつ、大事なことを、そーゆーことシ てるときに、不意に言ったりすっからなあ…
ってか、また、はぐらかされそうになってんじゃねぇか。
「ってか、何あいつ。さわ ら してんじゃねぇよ」
今は他の参加者と談笑している、ガッチリした体躯のその俳優をちらりと見る。
「仕方ないでしょ…二宮、気に入られがちですから」
開き直ったように笑って、その談笑の輪に歩いていくニノの白い うな じに、目が引きつけられる。「かくれんぼタイムスタートでぇす」という女性アナのほんわかな声を聞くと同時に、俺はカメラの死角になる、ある小部屋へニノを 連 れ込 んだ。