ほたる星 | KAMATABACO

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今日の東京の夜空はあまり星が見えません。
いつもそうだけど、
冬は東京でもいろんな星座をみつけることができます。

今日はわたしが生まれて初めて作った曲の歌詞を載せようと思います。
少し長くなりますが、
どうぞおつきあいください。

この曲は3年位前に作りました。
ライブでもお話した事はなかったけれど、
実はこの曲は”ゆうちゃん”という私の幼なじみが亡くなった時に作った曲です。

私の実家の近くには蛍が沢山いて、
夏には”ほたる祭り”が毎年開かれます。
毎年その季節になるとみんなその川に集まり、
蛍を手のひらに乗せたり、近くからそっと観察したりして
夏を楽しんでいました。

20時くらいになると川縁にいた沢山の蛍が
一斉に山に帰って行きます。

この光景が満天の夜空に光る沢山の星みたいで、
ほんとうにきれい。
みんなにも見せたいです。

ゆうちゃんは生まれながらに障害があり、
19歳までしか生きられないと言われていました。
私が中学2年の時、
家庭の事情で兵庫に引っ越してからはあまり会う事もできなくなり、
気づけば11年も経っていました。
彼の命にタイムリミットがあったことも忘れて、
わたしは東京で何の目的も見えずに毎日暮らしていました。

その子が最後に病院で握ってくれた手がとても力強くて
思わず涙がこぼれました。


歌をつくりたいと思った時期と、ゆうちゃんの亡くなった時期が重なって
この曲ができました。
昔にレコーディングしたものなので
歌も歌詞も、まだまだ未熟ですが、
もう一度録り直して、作り直して、パントマイムも考えて、
作品にしたいと思います。

みなさんにもいつか観て頂けるといいなぁと思います☆

みなさんの大切なひとを思い浮かべて今日は聴いてくださいね。
一句はまた次のブログで書きますねぽんぱんだ


わたしの心の中で生きているみなさんへ、
みなさんの心の中に生きていられるわたしでいられますように!



ほたる星

あわい光にさそわれ あなたの夢を見た
ああ いっそこのまま 一緒に眠りたい

あなたはわたしをおいてけぼりして
いつの間にか長袖でも心地よくなって
想い出だけそっと おいてけぼりして
冷えたグラスみたいに黙って眠っている

見上げては滲む夜空を どこかから君もみてるの?
願うなら あのほたる星 君と見た星

大事なもの程すぐ 壊れてしまうように
ぎゅっと繋いだ手と手 温もりが恋しい

風とか海とか雲や花だとか
あなたの代わりに見るものたとえてみるけど
僕はキミとずっと一緒にいる なんて
写真のなか無邪気にわたしに笑いかける

あの日見たほたるの群れが
空に舞う 満天の星
届くかな 届くといいな  君の住む星


永遠の一秒 望んだとしたら
私はどこまでも飛んでゆく


見上げてはにじむ夜空は
あの日見た満天の星
届くまで 願いつづけよう あのほたる星

君と見た星


http://www.myspace.com/kamatakamata/music/songs/35104597