ディスレクシア | 体育会系一家流、自閉症スペクトラムの子育て。ヨガと運動。

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高機能自閉症の長男を育て、もう10年!
保育士、体育指導、ヨガインストラクターの経験を活かして育ててきた事を整理しながらつづっていきます。
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こんばんはお月様

今日は、竹田先生の講演に
いってきました
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ディスレクシアとは、
読み書き障害のことで、
知的障害はないので、
見た目からは、ほんと分かりづらいのです。


実際、当事者として
紹介された井上さんも、

見た感じ、オシャレな50代の
イケメンおっちゃんです。

障害があるとも、
苦労してきたとも見えない。


読み書きの障がいとは??
メモわたしたちには、普通に読める文字の
一部が、揺れてみえたり、
飛んでみえることもあるようです。


メモ書くときに、その文字が
どんな形だったかが思い出せない人もいます。

メモ黙読ならできるけど、
音読になると、意味が理解できなかったり…。


でも、内容は理解できているので、
授業に問題はない。

テストのときに、どうしても点数がとれない。

そこで劣等感を、抱いたり、
先生や、親から怠けてる!!
と叱られたり。


井上さんも、小学校時代のトラウマが
51歳のいまでも、残っていると
おっしゃっていました。

工夫次第で、できることなのに…。


実際、うちの長男も
いままで、勉強ができない、
授業内容が理解できていないと
思われていましたが、


先日のテスト、しかも全く興味ないと
思っていた理科で
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平均69のところ、
100点を、とりましたクラッカー

担任の先生も、ビックリして
電話をかけてきてくれるほど。


種明かしをすると…
 
テストの問題を
先生が代わりに
読んでくれた。のです。

いままで、文字を読んでも、
内容が理解できないので、
答えを導くことができなかった。

問題を先生が読んでくれた。

それだけで、出来た。

授業中ノートもとらないので、
聞いていないと、思っていたそうです。


ディスレクシアの人にとっては、
書くと、混乱するので、
聴くことに集中するだけで理解できる。


ちょっとした工夫ときっかけで
100点とれたことに
一気に自信と興味が湧いたのか、

いつもは図書館で電車の本しか
借りない長男が、はじめて
理科の本を借りました。

ムシ…花…実験。

食い入るように本をよんで、
その内容を教えてくれます。



読み書きという技術は、
どんな職業についても
必要な技術なので、

当事者の井上さんは
中学、高校はもちろん。

社会人になってからも、
ずっと人には伝わらない苦労を
してきました。

そのときの話を
思い出して話そうとしてくれますが、
涙がでてきて震えます。

その姿から、
わたしたちが、当たり前と思っていることを出来ない人の痛みや苦しさが伝わりました。

奥さんは、特別支援教育に携わっている方なので、
何度か怒りをぶつけられたそうです。


メラメラ助けられるやろ!!メラメラ
と、支援によって救われるこどもたちは、
沢山いるので、そこに気づいてあげてほしい。

というのが、
今日の講演の1番の願いでした。


テストで点数がとれない=勉強ができない

とレッテルを貼るのではなく、
なぜ?どういうところが?つまづいているのか?を観察してあげてほしい。


特別支援教育がはじまって7年目。
竹田先生は、もう、現場では結果出してええんちゃうか??
とおっしゃっていました。

実際の現場ではまだまだ、だそうです。
特に大阪は遅れているとのこと。

先生だけじゃなく、
保護者もしっかりこどもを見つめて
できることを増やしてあげたいと思います。