発達障がいと嘘 | 体育会系一家流、自閉症スペクトラムの子育て。ヨガと運動。

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高機能自閉症の長男を育て、もう10年!
保育士、体育指導、ヨガインストラクターの経験を活かして育ててきた事を整理しながらつづっていきます。
コトモットを立ち上げてからは、更新が遅れています。よければこっちも→http://s.ameblo.jp/cotomottoo/

こんばんは。
スーパームーンみましたか?
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満月といい今日のスーパームーンといい、みてるとエネルギーが満ちてきそうな気がします。

夕べの我が家は月に興奮し?
満月ライブ♪月をみながら、
こどもたちが歌を熱唱していました。


さて、今日は『』について。
自閉っこの長男は、バレバレの嘘をよくつき可愛いもんです。

ただ、次男は…よくわからない嘘?をつきます。
嘘なのか?彼の中では本当なのか??
願望か?口から出てくる言葉がチグハグか??
はたまた、相手を盛り上げるためか?。

その嘘?を言ってるときは、
リアルに現状を語るので、本当にそれを経験したかのような錯覚を覚えます。

先日、発達の専門家に相談したときは、
嘘とごまかしは違う。と
言われました。

嘘は、相手のことを思ってつく場合もあるけど、ごまかしは自分を守るため。

ごまかしはやめさせるべき!と。

最近、「そんな事実はなかったよ」と言うと、
「え!?ホンマ??じゃあ夢やったんかな?」と。真顔で話すのでもう何がなんだか??

この話は、またおいおい観察していきたいと思います。


さて、嘘といえば、
先日の東田直樹さんのコラムがのっている
ビックイシューに、
『自閉っこの嘘』について面白いことが書いてありました。

精神科医が、自閉症の人が嘘をつけるかどうか?について考えを述べています。

その方によると、嘘はつける。けど、誘導尋問では嘘がバレるとの見解でした。

例えば6歳~10歳のこどもに「この箱の中におもちゃがはいっているけど、中は見ないでね」と部屋をでた場合、
自閉っこも含め、ほとんどの子は見ても、「見てない」と答えることが出来るが、『じゃあ、箱の中身はなんだと思う?』と質問すると、
自閉っこは中身を思わず言ってしまう!との話。


( ゚д゚)たたたしかに!長男そんな感じ。
さすがに4年になるとそのへんもごまかしてきますが、笑いながら言うのでいかにも怪しいー(。-_-。)。となります。

このあとの、東田直樹さんの答えが思わず『ガッテン!』

『』内は記事、そのまま抜粋しています。

『一般的に自閉症者は、相手の気持ちが読み取れないために嘘をつけないと考ええられていますが、嘘というのは、本人が自覚してつくものだけではないような気がします。けれども結果として事実と違っていれば、嘘と判断されるのでしょう。
自閉症者にとって難しいのは、相手だけでなく、自分にも、嘘をつかなければいけないことだと考えています。』

箱を開けるのも、中身を見るのも本人が行う行為として同じだけど、
東田さんの意見は、
箱を開けたのは自分でも、
中身は目にはいったとたん、記憶に刻まれる。

そのため、
自分に嘘はつけても、記憶は修正できなかったのではないでしょうか?
目からの記憶は鮮烈で、次々に、写真のように保管されますが、誰かに嘘をつけば、その写真は捨てなければなりません。
僕の脳はそれを許してくれません』

誘導尋問に引っかかってしまうという考えは普通の人の、脳を基準にしている気がします。
嘘は確かに便利です.。しかし嘘を上手につけるより、自分に正直でいたいと願うのが人間だと思います。
そういう意味では、自閉症者は、理想に近いかもしれません。


うーん。深いな!!