【Q&A】特別支援学校か普通学校か? | 体育会系一家流、自閉症スペクトラムの子育て。ヨガと運動。

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高機能自閉症の長男を育て、もう10年!
保育士、体育指導、ヨガインストラクターの経験を活かして育ててきた事を整理しながらつづっていきます。
コトモットを立ち上げてからは、更新が遅れています。よければこっちも→http://s.ameblo.jp/cotomottoo/

●特別支援学校か普通学校か?

先週のブログ、就学前の準備に関連して質問があったので、私の考えをまとめてみました。


Q来年度小学校へ入学しますが、支援学校か普通学校かどちらがいいか迷っています

これは、支援の必要な子どもの保護者はほとんど通る道だと思います。


家庭の考え方や子どもの特性、小中高などに応じて、答えは変わってきますよね。
一概に正解はコレ!!とは言えない。

どのような選択肢があるのか知りたい方は、大阪市のHP『障がいのある幼児・児童・生徒の教育』を見て下さい。


あくまで私の考えですが、
小学校は
身辺自立ができていれば、地域の普通学校が良いと思います。

(※身辺自立とは…着替え・排泄・食事・清潔などに関して1人で出来る事)

ウチの場合は、身辺自立もできていたし地域で育てたいと思っていたので、普通学校しか選択していませんでした。(長男は高機能の自閉症スペクトラムです。)

地域の人たちと支えあいながら一緒に子育てが出来ると、ちょっと外で困っている時に助けてもらえます。
うちの長男も、近所やスーパーでは『物知り博士のあの子』と知られた存在なので、
学校からまだ帰ってこない時とか探していると「今日は来てない、まだ通っていない」や、
「さっき見たよ。」など、教えてくれたり、「最近どうしてる?」と気にかけてくれるのが嬉しい。

あと、本人だけじゃなく、同じ地域にいる子どもたちや大人にとっても、思いやりの気持ちや、障がいを身近に知る機会になるのも良い点!

ただ、同じ地域で長く住んでいる祖父母や親戚がいる場合は、そういったことが噂になるようで、長男が学年途中、支援学級に行き始めたら、私の母親が、
「なんで、支援学級入れたん?別に入らんでもやっていけたやろう?町会の人に言われたわ」
と、嫌そうでした。ゴメンネ~支援クラスに行った理由を説明して納得してもらい、今では
「可愛いもんや」と理解してくれているように思います。


普通学校に入学しても次は
支援学級に所属か普通クラスで全て授業を受けるか?と悩みどころですが、
長くなるので、また別の機会に。




中学校は…これは、地域の学校の雰囲気や支援学級に対する考え方で変わってきます。
もちろん親の意向として、絶対ココは無い!と思うなら、その子に合った中学校を選択するのもいいけれど、毎日遠方へ通学するとなると負担も大きいので、ベースは地域の学校。
あとは、ある程度本人の意志があるなら、子どもの行きたい所に行かせてあげればいい。
そのために、事前にリサーチをして候補の学校に一緒に見学に行く必要があります。


高校は…先日、地元の中学校の支援クラスの先生と学校について話をする機会を頂きましたが、
その先生が言うには、『鶏口牛後』の考えらしい

キツイ言い方もされましたが、支援学級に行く子がいくら頑張ったところで、行ける高校のレベルは下。そんな学校いっても勉強のモチベーションは上がらないし、いじめも多い。
それなら、養護学校に行って技術を身につけて就職できるようにしたほうがいい。
とのことでした。

ここは今、小学校の保護者会の大テーマでもあるので、まだ私自身もこう!とはいいきれず。

ただ、いえるのは、高校の選択はどのような仕事について欲しいか?どんな仕事に就きたいか?
が重要
になってくるでしょう。

作業所で働くのか?得意を活かした専門職につくのか?一般企業で働くのか?
その選択によって、私立高校、公立高校、専門学校…など

大阪教育大学付属特別支援学校とか、府立高校の自立支援コースとかに行けたら万歳だけど、枠2~3名!倍率が高すぎてどうにもできないし。



以上、長くなりましたが、学校選択の参考になりました?
最初にも書きましたが、大阪市のHPに障害のある幼児・児童・生徒の教育というページがあるので参考に。

上の府立高校の自立支援クラスというのが、このHPの
(3)高等学校における「ともに学びともに育つ」教育の部分です。