なぜ、自殺をする人が増えたのか? | 体育会系一家流、自閉症スペクトラムの子育て。ヨガと運動。

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高機能自閉症の長男を育て、もう10年!
保育士、体育指導、ヨガインストラクターの経験を活かして育ててきた事を整理しながらつづっていきます。
コトモットを立ち上げてからは、更新が遅れています。よければこっちも→http://s.ameblo.jp/cotomottoo/

ある日の出来事。

長男と2人で車で移動中。
ふと長男が

「なんで最近は自殺する人増えてる?」
と質問してきました。

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私「そう思う?」

長男「だってニュースでやってる」


私「もしも、今日すごく辛いことがあったらどんな気分になる?」

長男「嫌な気分になる」


私「それが、毎日ずーっと続いたら?」

長男「しんどい」


私「明日ってきてほしい?」

長男「来て欲しくない。」
 

私「だからかな~
明日が来ないように
自殺してしまうのかも?」

長男「そう思う」

…………
(考えごとしてる様子)


私「じゃあ、反対にめっちゃ楽しい事、
良いことがあったらどんな気分?」

長男「嬉しい気持ち」


私「そしたら明日って?」

長男「明日も楽しみになる!!」


私「じゃあ、いまはどんな気分なん?」

長男「今から(絵画教室で)宇宙の絵描くのが楽しみで幸せな気分」


私「そうか、楽しみやねー」
と、ここで話は終わり。
ーーーーーーーーーーーー

なんか学校であった?とも思ったけれど
単純に疑問かな?とも思っています。


ただ、気をつけたいのが
彼は不安な事があると、
反対に前向きな言葉をよく使います。

それは
夏休みに入ってすぐの林間学校の時。


「林間楽しみ!」と言っていたので
てっきり本心と思って安心していたら…

学校からのアンケート。
林間に参加しますか?に
◯マルをつけた時に…


長男「え!?マルつけたん??
僕、ホンマは行きたくないねんけど!えっと。


私「え!?知らんかった!楽しみなんかと思ってた!」
「行きたくないから行きませんじゃなくて、学校の行事やし、基本全員参加やで。きっと行って良かったと思えるよ」
とその時は伝えました。


そのいきさつを先生に伝えると


不安を解消するために、
6年生と特別支援クラスの先生が
昨年の写真を使って
『林間の手引き』を作ってくれました。

どんなんか
わからんから不安。

・お風呂はこんなん
・部屋の様子はこう。
・山登りはこんな山。
・キャンプファイヤー 
などなど。
写真とメッセージで楽しいよ!
と伝えてくれて。

もう1人の友達とずっと眺めていたそうです。



そのあと、たまたま学校の先生と会って、
「どうですか??林間の不安は消えたみたい?」と聞かれたので


「最近は、聞いてもないのに
『林間大丈夫やわ!!心配ない』と、
よく言ってるので、
不安を消そうとしてるんだと思います」
と答えました。



一昨年、夜寝る前
「あーー今日も楽しい1日だった!明日も楽しみー」

と言って寝てたんです。

『そうか、楽しい1日で良かったねー』
と、その時は嬉しく思ってたんですが


きっと、しんどかったんだと思う。


ちょうど3年生。
周りとの成長の差があったり、
勉強が難しくなったり…。

困った顔をしてることが多かった。


学校にも遅刻して通っていたくらい。
…その時の記事→コチラ(学校に行けない)


「あー!楽しかった!!」と言うことで自分を元気づけてたのだと思います。


子どもって
口から出る言葉と心の中の言葉は
違う事が多い


うちの長男を見ていると、
親に心配をかけたくないって
理由だけじゃなく。

自分自信がそれを認めたくないのだと思う。


だからこそ、親は子どもの色々な様子から
アンテナを広げて敏感にキャッチしていかないといけないな。