昨日、投票日だった イタリアでの欧州議会選挙、結果は以下の通り。
今回の注目ポイントは、現在政権を握るLEGAと5ステッレ、その2党のバランスがどう変わるか。
 
結果は、思ったとおりの、右派LEGA(同盟)の圧勝。この1年で、17→34%の伸び。
そして、5ステッレ(五つ星運動)は32→17%に衰退。
変わって、前回、がっくり落ちていた左派PDが18→22%に返り咲き。
中道右派のベルルスコーニがダメ→中道左派のPDのレンツィ政権も全然ダメ→全部だめだから、新しく市民運動から広がった5ステッレ党に投票
→1年経過したけど、5ステッレはなんでもかんでも反対しているばかり、かつ内部で分裂しはじめなにがなんだかわからないので、PDに戻る人多し。
という感じですね。誰もが予想していたとおり、かと。
 
しかし、ローマの基本的に右派という人たち、どの政党を選ぶべきか、悩んでました。
LEGAはもともとイタリア北部からはじまった政党なので、とくに地元がローマの人からすると、ローマ出身のメローニ女史率いるフラテッリ・イタリア党に入れるのも一手。
今後、PDと5ステッレが組む可能性もなきしもあらず、右派であるフラテッリとフォルツァ・イタリアが票を稼いでくれれば、PD&5ステッレよりも大きな右派連合が組める。
 

↓ ターバン姿のエマ・ボニーノ女史が率いる+EUROPA党は3%のみ、ジョージ・ソロスから相当な額、貢いでもらったのに、そのお金どこに行ったのかしら。。。広告キャンペーン大々的にやっていたのでお金いっぱい持ってるのはよくわかった。世界じゅうに手を伸ばして、あちこちの国の内部に侵食しようとするソロス。ほんとこわいわ。

 
↓ 投票率は、約51%。5年前の欧州議会選挙より8%のびてます。
イタリア人からすると、欧州議会の話は、「どーせ、わたしたちの日々の生活には、あんまり影響ないでしょ」というのが一般的な気持ちではあるらしい。とはいえ、今回の投票率の伸びは、ブレクジットもあるし揺れるEU、移民を押し付けられるし電気はフランスから買わなきゃだし、様々なネット系のサービスツールはドイツが儲かる仕組みだし、欧州議会でもイタリアがんばらないと! という国民の思いが、数字に表れたということでしょう。