あれから2年ー旦那の死②(→★)の続きおんぷ


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私は声にならない声で医者に叫んだ。




「なんで?なんで?


心臓は動いてるのに?




どうにかしてください!!


助けてください!!!!」




医者は深刻な顔でうつむくだけだった。








「オッパ!起きてよ!」




動かない人形に話しているような不思議な感覚。


私が来たじゃん!起きてよ!
バカ!バカ!







最後の言葉なんて思いつかないよ。


まだそんなこと考えられるわけないじゃん。









握った手はどんなに私の手で温めても氷のように冷たいままだった。






機械は外され、心電図が音を立てた。

ピッピッピッ。。





ピーーーーーーーーーーーーーーッ











ドラマでしか聞いたことのない音。




まさか自分がこんな光景を目の当たりにするなんて




しかも自分の夫だなんて





信じられなかった。






重患者室から出て一人ベンチに座った時も




うそ?


うそ?


うそだよね?





うそだよね?







ただただ独り言を連発した。




頭は真っ白だった。




日本の親と弟に国際電話をかけた。



何て言ったらいいの?



「○○さん(旦那)が、、、、」


声が震えて涙がこぼれた。


死んじゃった。。。」


ただただびっくりする両親と弟に

溢れる涙で

これ以上何も説明できなかった。









後から駆けつけたシオモニは子供3人を私に預け、

重患者室に飛び込んだ。




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続く




(当時旦那とバイクドライブした時の写真)