漫画のアシスタントを始めてからつい最近までの数年間、
実はずーっと、描きたいものがなくていました。
でも漫画を描きたい！っていう気持ちだけが間違いなくある。
どういうことよ...って少し苦しかった。
で、その理由が、
先日偶然手にした本に書いてありました。
HSPさんにはよく知られている、
この本
の著者の方の
こちらの本です。
端的に言うと、
苦しいときにそれを癒すために生み出すものと、
幸せに向かっていくときに創造するものでは質が違って、
その中間にいるときは、自分が変容するときだから、
なにも描きたくない、なにも浮かばない時期がある。
ということでした。
この考えを知ったのは初めてで、
私はとっても救われました。
何も浮かばないままずっと、
自分の表現したいことがなかったらどうしよう、
描きたいのに描きたいものがないなんて、
過去にしがみついてる執着で、
実はもう辞めるべきことなのかもしれない...
と思ったりもしたからです。
実は今の連載を始めるときも
描きたい！という情熱を持てるネタがなくて
原作つきでの執筆をお願いしました。
そうしてなんとかまんがを描いているうちに、
今、少しずつ本当に描きたいもの、
表現したいこと、
自分の言葉で誰かに伝えたいことが
朧げに見えはじめた状態です。
いま、変容期にあって悩んでる方に
それでも大丈夫だよっていうこの話が、
伝わったらいいなあ...
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『梶原兄妹は結婚している』連載中です
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