【影霊衣】基礎編 2014/10/31 | とらいでんとどらぎおん

とらいでんとどらぎおん

雑魚の呟き。日本語不自由。




【影霊衣】
影霊衣とは、儀式召喚を主軸とするビートダウンテーマである。
儀式は難易度・損失の高い召喚方法であるが、このテーマに属する各カードは非常に高いパワーを持ち、儀式による損失を簡単に取り戻すことができる。
登場後すぐに環境トップを担うこととなる。


2014/10/31時点での使用レシピ

【影霊衣】
メインデッキ  :40枚
エクストラデッキ:15枚
サイドデッキ  :15枚

【 モンスター 】23
エフェクト・ヴェーラー ×3
クラウソラスの影霊衣
センジュ・ゴッド ×3
ディサイシブの影霊衣
トリシューラの影霊衣
ブリューナクの影霊衣 ×3
マンジュ・ゴッド ×3
ユニコールの影霊衣 ×3
ヴァルキュルスの影霊衣 ×3
影霊衣の大魔道士
影霊衣の術士 シュリット

【 魔法 】17
サイクロン ×3
ブラック・ホール
儀式の準備 ×3
大嵐
影霊衣の万華鏡 ×3
影霊衣の降魔鏡 ×2
月の書
相乗り ×3

【 罠 】0

【 エクストラ 】15
ガガガガンマン
ダイガスタ・エメラル
ラヴァルバル・チェイン
励輝士 ヴェルズビュート
外神ナイアルラ
恐牙狼 ダイヤウルフ
暗遷士 カンゴルゴーム
鳥銃士カステル
No.80 狂装覇王ラプソディ・イン・バーサーク
星態龍
虹光の宣告者 ×2
ダーク・ダイブ・ボンバー
極戦機王ヴァルバロイド
E・HERO ガイア

【サイドデッキ】15
アイス・ハンド ×3
カオスハンター
ファイヤー・ハンド ×2
電光-雪花-
儀式魔人リリーサー
ツイスター ×3
強制脱出装置 ×2
激流葬 ×2


【メインデッキ】
10/31時点での2強である影霊衣とクリフォートを意識した構築となっている。影霊衣デッキは高い使用率を誇るため、ミラーマッチが多発する。よって、特に影霊衣ミラーを強く意識した。




【影霊衣ミラー】
影霊衣ミラーは、他のデッキとの戦い方とは大きく異なる。過去の征竜やシャドールのミラーと同じく、ミラー特有の動きをする必要がある。この動きを理解しているのであれば、読み飛ばしてもらって構わない。

・トリシューラの影霊衣
トリシューラの影霊衣は、通してしまうだけでゲームエンド級の効果を有する。手札・フィールド・墓地から必ず3枚を除外する必要があるため、どこか1つでもカードを置かない状態にすればケアできる。

影霊衣デッキはその性質上、基本的にフィールドレスにすることでトリシューラをケアする。キュルスループはそれを可能にするギミックであり、これをお互いが認識していればフィールドレスの状態が続くこととなる。よって、トリシューラの影霊衣は効果を発動できる機会が少なく、採用枚数を控えめにするべきなのである。

手札効果は、このデッキが苦手とするエフェクトヴェーラーをケアできる効果ではあるが、それの発揮は簡単ではない。複数所持するとデッキの回転が悪くなること等も踏まえると、トリシューラの採用枚数は1枚で十分であると考えた。

・ヴァルキュルスの影霊衣
影霊衣ミラーにおいて重要な役割を持つカード。キュルスループはトリシューラをケアする上で必須のギミック。モンスターの防御、ET等でのライフ管理にも必要不可欠であり、打点も高い。影霊衣ミラーを意識するのであれば複数枚採用するべきである。

キュルスループ
ヴァルキュルスの影霊衣の効果は自身をリリースすることができる。これにより、ヴァルキュルス+モンスター1体で攻撃→リリース2ドローが可能で、手札にヴァルキュルスを確保できれば安全にターンを流すことができる。ミラーではお互いにこれを繰り返すことになる。
基本的な流れとしてはマンジュ→万華鏡によるユニコ召喚→降魔鏡によるキュルス召喚を行い、ナイアルラを利用して場を空けつつキュルスを構える。状況次第ではエメラルやラプソディを使うパターンがある。
キュルスループの詳細は応用編で別途記す。


基本的な影霊衣ミラーの知識は以上である。しかしながら、これだけではミラーを制することはできない。より細かい知識を採用カードの理由とともに記すこととする。




【採用カードとその理由】
採用したカードは全て役割を持ち、採用の理由がある。それを記す。汎用的な基礎知識は省略する。

・エフェクト・ヴェーラー
ミラーを制する上で重要である。このカードの存在によりトリシュやカンゴルが必要にもなる。このカードを手札に持つことで場にモンスターを置いたままターンを渡すことができる。しかし、ユニコかクラウソラスを設置しなければカンゴルトリシュにより壊滅する可能性もある。

リリーサーに対する回答がなければ相手のチェインは確定で止める。他にも発動機会は多く便利だが、シュリットの効果にチェーンして発動する場面があることに注意。

クリフォートに対しては虹光やDDB等のシンクロを出す程度でしか役に立つことはない。HEROやノーデン1キルに対しては先攻展開を防げるため、相手がわからない場合でも安心して後攻が取れる。

・クラウソラスの影霊衣
センジュからサーチすることで儀式魔法をサーチできる。初動にもなるので優秀だが、儀式魔法はそれ自体にサーチ効果を有するため、1枚目さえサーチできれば良い。よって、採用枚数を1枚とした。

上の構築では万華鏡からレベル11、12を使えば出せるが、ここでヴェーラーを召喚して虹光を出すことにより相手のヴァルキュルスをケアできる。また、2強以外にはクラウソラスを出すだけでかなりの制圧力を発揮できる。

・ディサイシブの影霊衣
打点強化としての使用が多い。特にミラーでは、マンジュユニコキュルスの攻撃から、これとガンマンを考慮するとワンキルであるため、キュルスで防がなければならない。HEROに対するユニコディサイシブは有名で、積極的に狙う。対シャドールでは場に出すことでセットされたシャドールを除外できるので強力。

・影霊衣の大魔道士
このデッキの弱点をカバーできる便利なカード。一般的な採用率は低め。これがないとできない展開が多く、キュルスループの最後でキュルスを手札に加えられないなんてことも多発する。また、魔法カードを使わずにしてこのカードとディサイシブで下級2500打点を作ることが可能。ルーラーの突破等に重宝する。

・影霊衣の術士 シュリット
リリース1体分になる非常に便利なカードだが、実はこの効果はほとんど使わなくて良い。このリリース1体分効果をデュエル中に3回使うというのは、余程の長期戦か除外順番を間違えている場合で、2枚目以降が欲しい場合は自分のプレイと構築を見直した方が良いかもしれない。

トリシュやキュルスを早い段階で出す際には用いた方が良い。墓地に落ちてもすぐ降魔鏡で除外せず、ユニコールでの回収も視野に入れる。一応、守備が高くディサイシブを使えば守備2800となるのは覚えておこう。

・相乗り
広い範囲の相手に発動できる丸いカードである。ミラーでは強力な抑止力を持つカードで、相手に使われた場合に詰まないよう、各カードの発動順番はしっかり考える必要がある。こちらが使う際にはトリシュが通るフィールドになるまで待つと良いが、相手の知識量次第ではケアされるため判断が難しい。征竜ミラーの増殖Gとほぼ同じ。

・サイクロン
対クリフォート用カード。永続罠を破壊するために使う。ハンドモンスターと選択になる。

影霊衣ミラーではフィールドレスをする上で手札制限にかかる場合がある。手札に相乗りがあればそのままセットすればよい。よって、場がセット1枚のみの場合は相乗りがセットされてることが予想される。

このサイクロン、実はミラーでセットすることが可能である。相手が発動した儀式魔法に使うことで場が空きトリシュケアとなる。意味がないように思えるが、セットカードを相乗りと思わせることで相手の初動を狂わせることができる。手札制限でサイクロンを捨てるならば、セットした方が良い。これは、ハンドモンスターにはできない芸当である。




【エクストラデッキ】
基本的にランク4エクシーズと万華鏡用カードを採用している。ランク4はユニコール+センジュ系で出すため必要。

・外神ナイアルラ
基本的に墓地の虹光をエクシーズ素材とするために使う。エクシーズ召喚に手札を捨てられるため、トリシュケアができない緊急時に使う場合が極稀にある。

・星態龍
通常では万華鏡用モンスターだが、実はディサイシブ+ヴェーラーで出せる。ミラーでは、相手のキュルスをケアできる数少ないカードである。これの存在によりライフ3200以下は星態龍ラインとなるため、この値にならないようキュルスを使っていく必要がある。

・ダーク・ダイブ・ボンバー
通常では万華鏡用モンスターだが、実はブリューナク+ヴェーラーで出せる。ミラーで強引にダメージを与えるのに有効で、使用後はフィールドレスとなるため無駄がない。クリフォート戦でのスキドレも無視でき、活躍が期待できる。




【サイドデッキ】
環境4強の内の3つである影霊衣、クリフォート、HEROを主に意識したサイドである。特に、クリフォートに対する意識は強い。

クリフォート意識
ファイア・ハンド ×2
アイス・ハンド ×3
電光-雪花-
ツイスター ×3

影霊衣意識
儀式魔人リリーサー
カオスハンター
強制脱出装置 ×2

HERO意識
カオスハンター
強制脱出装置 ×2
激流葬 ×2

・カオスハンター
ミラーでは高い制圧力を誇るとともに、相手がこれを処理しなければ返しのターンにワンキルが可能となる。ミラーでは手札コストの確保も容易で、戦闘破壊はキュルスで防げる。さらに、除外封印は相手にしか及ばないため、こちらの展開が鈍ることはほぼない。
HEROでは打点要員として優秀で、ダークロウやルーラーを上から殴れる。

・強制脱出装置
ミラーでセットできる数少ない罠であり、癖がなく使いやすい。マンジュやキュルスを戻すことで再利用ができ、相乗りにも対応できる。リリーサーを使用してくる相手にも使える。
HEROでは詰みの場を解決できるようになる。シャドールやインフェルニティといったデッキにも投入でき、とても丸い。

・電光-雪花-
罠が少ない影霊衣では大嵐と似た感覚で扱える。クリフォートはこれの存在により、メインフェイズ前に永続罠を発動せざるを得ない状態が訪れる。これには、ツイスターで対応できる。相手次第ではあえて入れない場合も。


以上が影霊衣の基本理論である。
応用編では、さらに細かいコンボや立ち回りなどを紹介していく。

と、堅苦しく書いてるけど、間違ってたらごめんなさいね!