【影霊衣】川鶴CS | とらいでんとどらぎおん

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この記事では私が川鶴CSで使用したデッキを解説する。
今回使用したデッキは【影霊衣

2015/02/07 川鶴CSでの使用デッキ

 

【環境】
群雄割拠。様々なデッキが環境の最前線で戦っている。そんな中、シャドール影霊衣は高い対応力と安定性を見せ、トップシェアに躍進。

世はまさに2強時代!?


 
低速は否定される運命なのか…


その下でクリフォートHERO征竜が2強を追う。テラナイト妖仙獣列車などの使用率もまずまず。油断ならない。

構築は2強に勝てることが前提。その上で環境デッキ全てへの勝ち筋が必要である。


  
 
【メインデッキ】
今回使用した構築は、タイダルを採用した影霊衣である。


 
《瀑征竜-タイダル》
タイダルはゲームを左右する大きなチカラを持っている。今回の構築はタイダルへの依存度がかなり高い。


【序盤】
タイダルは水属性とともに手札から捨てることでデッキからモンスターを落とせる。これにより重装兵リリーサーを機能させる。

対征竜において。ダークマターの効果によりデッキからタイダルを除外することで、ディサイシブをサーチできる。ディサイシブは征竜展開を返すキーパーツ。


【終盤】
タイダルは攻撃力が高くフィニッシャーとして活用できる。儀式魔法を全て消費しても有効な勝ち筋があるのは頼もしい。

条件はあるが、攻撃力2600を毎ターン出せることに等しい。シェキナーガと相討ちできる優秀な打点。儀式魔法3連打なしでワンキル圏内に入ることができる。

ラチェインとの相性も良い。タイダルとの組み合わせで4400打点を作り上げることが可能。リリーサーで蓋をした次のターンに落とすのが理想的。


【その他機能】
上記の他にも様々な機能を持つ。

大魔道士によるコスト確保
キュルスのリリース稼ぎ
ライオウやルーラーの突破
タイダル+ソラス=ディサイシブ


実に多機能なカードである。構築によってはタイダルがほとんど機能しない場合もある。必須カードではないので上手く使える構築でないなら採用を見送るべき。構築の自由度も向上する。

タイダルを採用するには、デッキ初動の選択としてリチェインディーヴァを選択するのが好ましい。


 

【初動の選択】
数ある候補の中から選択したのはリチェインディーヴァ。多摩CSから変更なし。採用理由はやや変化している。


 
《リチュア・チェイン》
不安定な初動。水属性であることからタイダルとの相性が良い。初手でディーヴァと揃ったときの爆発力は高い。デッキトップを操作できるのも便利。運に左右される初動なので好まない人も多いだろう。

打点が高いので征竜のライダーを突破しやすい。


 
《深海のディーヴァ》
水属性なのでこちらもタイダルと相性が良い。虹光を出せばタイダル特殊召喚1回分のコストに。重装兵とのコンボで永続を割れるのが頼もしい。同名をリクルート可能でエクシーズ先も悪くない。

2戦目以降ダストの的になるのは大きな欠点といえよう。これはリチェインも同じ。


 
《魔界発現世行きデスガイド》
不採用。対HERO等では有効な初動。リリーサーを直接リクルートするため激流葬に強い。ディーヴァと比較すると、重装兵のような『引くと弱いカード』を入れずに済むため非常に良い。儀式関連カードに触れないのは欠点となる。

エクストラ枠の関係でディーヴァとの共存はやや難しい。今回はタイダルを重視したため見送り。


 
《マスマティシャン》
不採用。比較的安定感のある初動。ペロペロを重視するなら選択しても良いかと。個人的には微妙。


《ソニックバード》《水精鱗-アビスパイク》《ブンボーグ003》等も不採用とした。


【儀式関連カード】
多摩CSとは儀式関連カードの採用枚数が異なっている。


 
儀式モンスター
キュルスを1枚追加。最近の影霊衣はキュルスによるドロー加速が重要視されている。その理論を少し取り入れ、キュルスの枚数を2枚に。

大魔道士を採用。キュルスでリリースした大魔道士のサーチ先を3択にするためキュルス2枚目を採用したというのもある。

初手にキュルスシュリットソラスが揃っている場合は大魔道士とのコンボでアドバンテージが得ながら好スタートができる。初動のうちどれかを引くことに成功すればチェインリリーサーソラスが可能。カタストルがあれば初動が引けずとも確定でその場に向かえるが、今回は採用していない。(CS前はカタストルの導入をそもそも検討していない)

今回の構築ではグングを採用している。しかし、思ったより弱かったため、今後不採用の方針で構築を考えたい。


 
儀式魔法カード
万華:降魔:反魂=1:2:3に。舞姫が大魔道士に変わったため、万華よりも反魂の重要性が増した。タイダルによってライフを取るスピードは速いので万華を使わずともワンキルは容易。


 

【エクストラデッキ】
多摩CS構築から変化している部分を解説していく。新たに採用したのはフェニクスナイアルラである。



 《ダイガスタ・フェ二クス》
ディーヴァ1枚から3000ダメージを刈り取れる。単純にフィニッシャーとして採用。2回攻撃付与後はユニコールがいても有効。

一応、カステルに2回攻撃を付与することも理論上は可能である。実践できるかは別として。


 
《外神ナイアルラ》
虹光を最利用するアドバンテージ源。虹光2枚を揃えればデッキの高速回転が狙える。エメラルよりも戦闘破壊されにくく、維持できればどんどんアドを稼いでくれる。リリーサーを素引きしている場合に出すことが多い。全盛期に比べ出す頻度は低い。


 

【サイドデッキ】
比較的オーソドックスなサイドデッキである。


 
《電光-雪花》
鏡ダスト対策。アイスハンドがダストを踏んで負ける試合が多いのでこちらにシフト。これ1枚でゲームエンドとなる試合があるのは頼もしい。

クリフォートに有効。使い切りの罠も多いのでツイスターで対処できない範囲を潰してくれる。HEROテラナイトにも有効である。

打点が中途半端で召喚権を使うので儀式できない手札では活躍がやや難しい。


 
《激流葬》
シャドールがAFを取り入れ始めたため導入。強脱よりもこちらを選択。ライオウシェキナーガ等厄介なモンスターを退かすことができる。HERO妖仙獣の対策にもなり非常に丸い。


Screenshot_2014-11-01-20-38-48-1.png 

【結果と余談】
川鶴CS結果
予選
不戦勝
AFシャドール○○
クリフォート××
クリフォート×○○

決勝トナメ
シャドール×○○
シャドール×○(×負け確)
HERO○○
影霊衣××

個人4-3、チーム5-2で2位。
ごゆるりCSも似た構築で出てました。予選3-1でオポ足りず。

個人成績はあまりよろしくないですね。今期新弾前はこれで終わりです。
チーム組んでくださったメイナーダーさんとレオくんに大変感謝しています。ありがとうございました。
また、構築と調整に関わった皆様に感謝致します。

オマケとして、プレイについての記事をこの下に書きました。頭悪いので正しいものとは思えませんが、参考になれば幸いであります。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
















  

 【意識と立ち回り】
各環境デッキに対してどのように戦うかを記していく。詳しく書くと量が多くなるので簡潔に書いていく。


【デッキ全般】(1戦目)
所謂“最善”で戦う。相手のデッキ41枚以下は先攻、42枚以上は後攻を選ぶと無理ゲー遭遇率が軽減される。

@41枚以下予想デッキ
クリフォート、HERO、その他

@42枚以上予想デッキ
影霊衣、シャドール、征竜


【デッキ全般】(2戦目以降)
相手が投入したメタカードが重要となる。


 
《氷結界の鏡》
トリシュがこれに引っかかるとゲームオーバーなので2戦目以降はあまり使わない。勝ち筋が限られている場合に、鏡無視トリシュを使っていく。


 
《アーティファクト-ロンギヌス》
非公開情報から出る厄介者。儀式魔法にチェーンされると惨事となる場合がある。例えば、“チェインの素材となったユニコール”を無意識に外すと反魂チェーンロンギヌスで壊滅する場合がある(その逆もある)。ケアできる時はケアしていく。


 
《ダイヤモンド・ダスト》
鏡やロンギヌスを防ぐためにモンスターを並べて戦うとダストの餌食となる。ダメージも馬鹿にならず、返しにワンキルされる恐れあり。


これら3種の神器を意識して戦う必要がある。『セットを読めないが除去したい』という場合、ディサイシブからスタートすれば探知できる可能性が高い。


 

【影霊衣】(1戦目)
最終目的であるリリーサートリシュを狙っていく。その過程でキュルスのデッキ回転を意識し、相手のトリシュをケアしていく。ゲームが明らかに有利な場合はリリーサーではなく深淵を立てると良い。

相手のリリーサーへの解答は用意しておきたいところだが、素引きを要するカードが多いため素直に諦める場合もある。


【影霊衣】(2戦目以降)
3種の神器を意識して戦うのだが、サイクロン等の伏せ破壊カードを入れれば良いというわけではない。上記のカードが100%投入される保証はなく、死に札として抱え負けることも考えられる。よって、ディサイシブやエクシーズで慎重に探知していく。


 

【シャドール】(1戦目)
時間をかけて戦うとアド差が開くので素早く倒す。無理な場合はタイダルのタフさを活かし戦っていく。リリーサーやディサイシブが有効なので狙っていきたい。メインロンギヌス・マイクラの可能性が高いのでケアできるときはしっかりケア。

トリシュを安易に狙うと回避される可能性が高い。堕ち影、ロンギヌス、写し身…と避ける手段は多いので慎重に狙っていく。


【シャドール】(2戦目以降)
3種の神器がかなり厄介なので雪花で潰す。1戦目同様、早急に終わらせる。雪花で越えることができないライオウが場に出てしまうと勝利が遠のく。


 
《ライオウ》
一番困る存在。激流葬による解決を図れるが不安感は否めない。相手が激流葬の存在に気付いてモンスターを出さない場合、こちらからリチェインを召喚し激流葬を放てばよい。

ライオウへの解答はしっかり用意するべきであり、今後の課題といえる。


 

【クリフォート】
1戦目の永続ゲーは解決がない限りほぼ無理なので諦め。ビュートかライフのゴリ押しができそうな時は一気に突っ込んでいく。可能ならば先攻グングで封殺したい。

2戦目以降は雪花によるイージーゲームを狙っていく。そうでなくとも永続を割る手段が用意されているため、一方的に負けることは少ない。キュルスを場に維持できれば返しのターンでの生存率は高いため狙っていく。


 

【HERO】
1戦目はリリーサーゲームを狙う。デッキが41枚以下であることが多く、先攻の取り合いとなりやすい。デッキが分からない場合に立てる先攻グングでも戦いは優位になる。

2戦目以降は解決を入れ、展開の崩壊を狙う。ダークロウショックの場から相手は高確率でエアーマンを召喚する。激流葬で終わらせる。


 

【征竜】(1戦目)
初見殺し性が高いデッキ。デッキ枚数42枚以上がほとんど。よって、1戦目は後攻スタートが多い。ダークマター除外優先カードは以下の通り。


1.《瀑征竜-タイダル》
ディサイシブをサーチ。場のブリューナクや皆既日蝕と組み合わせて突破に繋げる。初手7枚でスタートできるので返しの難易度は低下する。デッキにディサイシブがない場合は優先順位が低下。


2.《影霊衣の大魔道士》
墓地に必要な影霊衣を落とせる。反魂の蘇生先、降魔の除外先として有効利用。ライダーに直面した際、儀式魔法を犠牲にできるため重要である。


3.《深海のディーヴァ》等
ライダーやフェルグラが予想される場合、これに召喚権を使いにくい。除外の際は4枚全部を除外できるよう工夫する。重装兵を持っている場合などでは優先順位が変化する。


4.《クラウソラスの影霊衣》等
手札にある、被っているものに関しては引いても仕方がないので除外する。候補は他にシュリット、キュルス等。


5.《センジュ・ゴッド》等
他の初動を持っている場合に除外。リチェインはライダーの突破に使えるので予想される場合は残したい。


【征竜】(2戦目)
先攻を選ぶ。後攻でも問題ないので臨機応変に。
 

 
《タキオン・トランスミグレイション》
ロンギヌスをケアしてくるとんでもないカード。これを入れた構築は少なくないため、ロンギヌスを使うタイミングが重要になる。

ダークマターを1度通してから、その処理後にロンギヌスを使うのも十分選択肢になる。相手のリソースは確保されるが、こちらもディサイシブと墓地を確保できるため有効なプレイといえる。



以上を意識して戦えばそれなりに良いプレイになるかと。環境の変化に応じて立ち回りを考え、変化させていくことが勝利への近道だと言えよう。


ここまで読んでくださりありがとうございました!