Hair&spa TRICO【ヘアーアンドスパトリコ】公文です。

以前、酸熱トリートメントの薬剤変えますって記事↓
を書いたんですが、これまで酸熱トリートメントを施術してきたお客様から
「新しい薬剤になる事でクセが抑えられなくなると、メリットなくないですか?」
と、ご質問頂いたので、新しい酸熱トリートメントの薬剤についてまとめます。


薬剤は【グリオキシル酸】→【レブリン酸】に変更
前回の記事でも、グリオキシル酸は硬くなりやすく、カラーへの影響も大きいし、PH(酸性中性アルカリ性ってヤツ)が低すぎるので、髪に負担がかかるから薬剤変えますって書きました。
まずは少し復習。

硬さに関しては、この手前に書いたリンゴ幹細胞配合トリートメント(現在スペシャルトリートメントでできます)を酸熱トリートメントをしてきたお客様に試させて頂いた時に、めっちゃ柔らかくなったので、お客様と2人でめっちゃ実感しました。
普段気づいてなかっただけで、硬くなってたんだって。
たぶん、酸熱やってなかったらもっと柔らかく仕上がったんじゃないかと思います。

カラーに関しては、グリオキシル酸が髪の毛に残留する事で、色持ちや発色が悪くなったりするようです。
TRICOではお客様から色持ちに関してお声を頂いた事はありませんでしたが、Instagramで実験してる美容師さんがいました。
酸熱してもアイロンする方に、特にアッシュは相性悪いです。
そもそも、酸熱してなくてもアイロンする方にはアッシュは相性悪いですが…。

チョット難しいお話になりますが、髪の毛が一番元気でいられるPHは4.5〜5.5の弱酸性です。
グリオキシル酸を使用した酸熱トリートメントは1〜2です。
カラーやパーマ、ストレートは8〜9。
弱酸性から離れると髪の毛は刺激を受けて、ダメージする場合もあります。

レブリン酸の特徴
グリオキシル酸のようにクセ(うねり)を抑える効果はほぼないですが、切り替え後に施術させて頂いたお客様はボリュームは収まりました。
太くて硬くて多い髪質のお客様なので、この後書く、保水力が関係してるのかもしれません。

保水力が高くいです。
髪の毛の中には、濡らすと入っていって、乾くと出て行ってしまう水分と、濡らしても乾かしても出入りしない水分があります。
でも、ダメージすると出て行っちゃいます。
そんな後者の水分量を整えてくれる効果があるので、しっとり柔らかく仕上がります。
出入りしやすい前者の水分が入って来づらい環境にもしてくれるので、髪の毛が乾きやすくなります。(※乾燥しやすくなる訳ではない)

グリオキシル酸みたいに硬くはなりづらいです。

グリオキシル酸よりツヤが出やすい印象。

PHは5前後の弱酸性。
髪の毛に刺激を与えません。
髪の毛が一番元気でいられるPHです。

ダメージ補修力は以前と変わりません。
“補修”というより“補強”の方がしっくりくるかなって感じ。
詳しくは最初に貼ったブログを読んでみてください。
長いので覚悟して笑

ダメージ補修力はこれからもっと上げていきたいなと思っています。
質感も含めて。
最近色々仕入れているので。


まとめ
新しい薬剤【レブリン酸】は【グリオキシル酸】のようにクセを抑える効果はないけど、保水力が高く、しっとり柔らかく、ツヤツヤになります。
以前も書いたように、ダメージや加齢で元気がなくなってきた、ツヤがなくなってきた、そんな髪に適した技術で、ツヤが欲しいからってカラーも何もしてないような元気な髪にやるものではないかなと。
クセを抑える効果が気に入って施術して下さってたお客様には魅力が感じられなくなってしまったかもしれませんが、まだまだたくさんの魅力のある技術だと思っています。

最後に、レブリン酸で施術させて頂いたお客様の画像を貼らせて頂きます。
酸熱+カラーを同日施術させて頂きましたが、仕上げアイロンなしでこんなにツヤツヤでした↓
動画もありますので、気になる方はお声がけ下さい。
元々硬さのある髪にグリオキシル酸で、やや硬さが残ってる状態だったので、柔らかくは見えませんが、かなりツヤツヤです。
チョット今、Instagramに酸熱の投稿は載せたくない状況なので、24時間限定でストーリーに上げます。
見られなかった方はLINEかInstagramのDMでご連絡下さい。


では、これから新たな髪質改善酸熱トリートメントも宜しくお願いします。