じーの家は全館空調です。
三井ホームで検討していたときから全館空調の良さに惹かれ、
インデュアホームに決定したときも採用しました。

全館空調にとって高気密高断熱は絶対条件です。
そりゃいくらでも光熱費に使える。。。というのであれば別ですが。。。
というか少なくとも今後はIV地域の4等級程度はとっているのが標準となると思います。
じーの家はII地域の4等級程度はとれそうです。

というわけで断熱材には悩みに悩んでアイシネンにしました。
現場発泡タイプの断熱材を採用することはすぐに決まったのですが、
アクアフォームとアイシネンでずいぶん悩み、
価格はずいぶんと違うのですが、
性能を信じてアイシネンを採用しました。

ところが、ここに来てフォームライトSLが急浮上してきました。
中村さんは原液はアイシネンと同じだと聞いてるとのことでした。
値段はフォームライトSLの方がずいぶんと安いです。
性能が同じなら安い方がいいですよね?ってそりゃそうです。

ところがいろいろ調べてみるとちょっと違うみたいです。
アイシネンがほとんど空気や湿度を通さないことに対して、
フォームライトはどうやら空気や湿度を通すみたいです。

これは大きな違いです。
空気が通るということは対流が起こるということです。
これではいくら熱伝導率が低くてもそのままの性能は出ない可能性があります。
さらに湿度を通すかどうかはほんとに大きな違いで、
これによって壁内の結露のしやすさが左右される可能性が高いと思われます。

というふうな話をしていると中村さんがサンプルを使って
実験をやってくださっていました。
実は私もほぼ同じ実験をやっていて打合せに持って行っていたのですが、
2人で笑ってしまいました。

これは水に浮かべた場合の比較です。
片側に水との接触がある場合になります。

$ガレージとスキップと大きな土間と

8時間程度経っていたのですが、
アイシネンは水の接触位置に少し水を吸っているという感じでした。
アイシネンを持った後、フォームライトSLを持ってみると、
ずっしりと重く、水がかなりしみ込んでいることが分かりました。

これは水に沈めた場合の比較です。
あまり2つの間に変わりがない感じだったのですが、
フォームライトが端っこ(発泡の表面部分)を含んでいたため
あまり良くない実験になっている可能性があります。

$ガレージとスキップと大きな土間と


ほぼ同じ実験を私も行っているのでその結果を確認してみましょう。