映画館行けなかったからアマプラで観られるようになって観た『Coda』




最初、主人公が口ずさむ曲がバーレスクで初っ端アリが歌い上げた曲と同じで久々にバーレスク観たくなった。



家族の中で自分だけが聴こえるという感覚がもちろん分かるわけないのに、観てるだけでずっと息苦しい。



聴こえない親が子供の歌う才能を理解して心から応援することがどれだけ難しいのか

初めてその才能を実感するのが歌う自分の子供を見た周りの反応からというところが印象的だった。


分からないものに不安が無いわけない。



ラストは映画らしくてそれはそれで素敵だったけど、現実的に残された家族は大変だろうなとか

実際に家族で自分だけが聴こえる状況でこうできるかとか

考えてしまったな。


そう思うと余計に理解あるあの父親の偉大さを感じる。



父親、母親、兄役の三人は実際にろう者である俳優が起用されているらしい。
監督自身も耳が聴こえる人も、現場では手話で会話していたとインタビュー記事に書いてあった。

よりリアルさを求めてしっかりつくられたんだろうな。


タイトルの『Coda』は
children of deaf adultsの略で聴覚障害のある親をもち、自身は聴覚に障害のない人という意味と

音楽用語では楽曲の終わり、次の始まりを意味するらしい。


知らないことが多すぎるなとこういう映画を観る度に思う。


まだの方で気になっている人はぜひ。



では良い週末を〜