こんにちは
4月も中旬過ぎ、もうすぐGWですね~
4月はわが社の、上期最終月(11月年度スタートのため)。
なので4月といえば、
今期はQuota達成できるのか
達成率は、最終的に何パーセントになるのか
というプレッシャーが、お上(マネジメント)からガンガン降ってくる
(USのトップ→日本のトップ→各セールスマネージャー)
※Quota とは、営業個人に対してそれぞれ、期初にTargetとして設定されている数値目標のこと
達成目標値は一人最低1億(半期)で、人によっては数億の人も。
今期(半期)は早々に目標値達成し、悠々自適な人もいれば、
どう頑張っても今期はQuota達成しないと諦めモードの人もいる(担当している会社によってかなり影響を受ける)
そして、Quota達成するかどうかギリギリの攻防を繰り広げている人もいる
私は今期は、ギリギリの攻防を繰り広げているところ
半期が終われば毎度、次の期初(今回であれば下期の5月)に、
日本全体のKick offで、営業のQuota達成率が名前と共に、ドドーーーンと全社員に向けて発表される。
毎度上位にランクインしている人もいれば、
前回はトップパフォーマーだったけど、今回はいないな、ということも
営業にとって、このQuota達成率は、評価のメジャーになるのは勿論のこと、
一番インパクトがでかいのは、給料
何故なら、年間給料は、基本給の6割しか担保されていない。
残り4割は、全てインセンティブ。
要するに、与えられた目標数字を100%達成して、初めて、その4割がもらえる。
100%達成しなければ、本来の基本給すらもらえない
しかも恐ろしいことに、達成率と給料は直線になっておらず、
後半になって急に曲線の勾配がでかくなるという・・・
(達成率が70、80%くらいではほぼインセンティブはもらえず、ほぼ100%に近くなってようやく残り4割のインセンティブがもらえる)
例えば年収500万円として、
営業は、最初から4割がインセンティブ分としてカットされているので、6割(300万円)しか、給料の保証がないのだ
(Quota達成して、はじめて、500万円もらえる)
鬼キビシイ
(なんとUSの営業は、このインセンティブ率がさらにでかく、50%らしい・・・・)
100%超えて達成すれば、インセンティブが急カーブで増えるので、給料は基本給より大幅アップする仕組み
まさに、
飴 と 鞭
USの成果至上主義を常々感じながら仕事しています
余談だけど、
アグレッシブなUS本社のおかげで、どんなに業界全体が厳しかろうと(売れるものがなかろうと)
毎度(半期毎)に、10% Growth とかでQuotaがお上から降ってくる。
いやいや、半期毎に10% Growthって・・・・
中国ならともかく、この日本でもそれを達成するのはかなり大変
しかしUSの本社はそんなことはお構いなし
この過酷な?!環境に身を置いて(営業にチャレンジして)2年半。
疲弊して、ちと休みたい・・・と思う事もあれば、楽しくてたまらない時もある
そんな上半期の今日この頃
私の営業概念に、ガツンと殴り込み(良い意味で)されるような記事に出会った
大阪に本社をおく、サンコーインダストリーというネジの会社で、
今だ90歳現役バリバリで働いている総務部員の女性の記事。
その方のお名前は、玉置泰子さん。
(昨年末にギネスで世界最高齢の総務部員が認定されたそう)
玉置さんが90歳現役バリバリで働けるのか?
記事を読んでわかったのは、
彼女自身のエネルギー(学び続けたいという気持ち等)は勿論のこと、それができる環境があるということ
”社員はハイスペックじゃなくて良い
人間の能力は差があって当然で、個人個人がもっている知識を収集して、データベース化し、
それをみなで共有できるようにすることで、誰でも同じ知識をもてるようにしている。そのためにITがある”
という社長の言葉に、衝撃。
基本、全て個人の責任で、助けいあいや共有の感覚が薄い(故に新人を育てる文化も実はあまり無い・・)わが社には、全く無い考え
私が2年半前に、初の文系&女性で営業になって最も苦労しているのは、それもあり。
(知識や情報共有は無く、自分で勝手にやるのが当たり前)
そして、さらに衝撃の言葉が記事にあり
目標はあるけどノルマは無い
「多くの企業が設定している目標って、たいていの場合、目標じゃなくて賞罰なんですよ。
だから無茶な目標を立てることが正義とされていて、無茶な目標だからこそ、達成できると褒めてもらえるんです。
でも、これってすごくおかしな話で、1年かけて3キロダイエットすれば適性体重になる人が、
今年はちょっとキツめに5キロ減を目標にしたろって、普通、考えないでしょう」
というのは社長の言葉。
え・・・私、半年前の人間ドッグから3ヶ月で5キロ太って、来週の健康診断までに5キロやせようとしてるけど・・・
と心でつぶやいたのはさておき、
賞罰じゃない、達成可能な目標をたてる
という考え方が、目からうろこ
『みんなでがんばって、みんなで分け合おう』ということですわ。
会社というのはやっぱり集団生活ですから、
明日も楽しく会社に行きたいと思えるように、みんなでいい環境をつくっていこうということです』
いやもう・・・・
綺麗ごとじゃなくて、これがこの会社で実現されていることがすごい
90歳の玉置さんが現役でバリバリ働けるのは、まさにこの環境(会社)だからこそ
こういう考え方は、日本人ならではなのかもしれない
(USではなかなかあり得ない)
こういう会社が増えていったら、世の中がもっと穏やかになっていくのかも
巨大な組織であるUS本社は変えられないけれど、
日本のかつ今所属している小さな単位の組織だったら、私も少し変革おこせるかも??
(一石投じたい・・という思いがフツフツと・・)
・・・など刺激を受けて、色々考えさせられてます
玉置さん(サンコーインダストリーの記事はこちら★)
前編
「世界最高齢の総務部員」90歳のエクセル達人が放つ"IT嫌い"がぐうの音も出ない言葉 社長が生れる前に入社の超ベテラン
後編
「会社の机で死にたい」90歳最高齢の総務部員が、毎日最後に退社する理由 採用でスペックを重視しない会社
今年はお花見の写真を乗せてなかった!ということで、
4月頭のお花見写真。