私はこんな仕事をしておきながら
「ヤマユカみたいになりたい」と言われるのが嫌だった。
「そうなれる」と思われていることが嫌だったんだ。
だから、心では「なれねーし」と思っていた。
いや・・・
そう思いたかったんだと思う。
でも、実際は
「自分は大したことない」と思っている自分もいて
「誰でもなれるかもな・・・」と悲しい気持ちになったりもしていた。
普通は、憧れられたり、真似されることって
喜ばしいことなんだろうけど
なぜか、そう思えない私は
そんな自分に苦しんでいた。
自分に自信を持ちたいのに
すぐに崩れそうになる私のそれは
今思えば、会社員の頃からの悩みだったとも思う。
その長年の悩みが、撮影がキッカケで溶け始めた。
今週の水曜、私、みなちゃん、ジャスミンさんの３人で撮影をした。
それぞれが自分のこう在りたいに合わせて
撮影をする中
MUSEのメンバーが見学に来ていたりもして
それは素晴らしい撮影だったんだけど
私は自分の何を表現すればいいのか、掴めずにいた。
私は・・・可愛いとか、綺麗とか、垢抜けているとか
そういう表現に慣れ親しんでいるし、それが得意でもある。
しかも、それらが一般的にウケることもわかっているけど
「もう、可愛いじゃない！」
そんな気持ちが湧き上がってくる。
でも、うまく表現できない自分が悔しくて
撮影会後に２人を巻き込んで、ウダウダ話を聞いてもらう。
私は一体何をしたいんだろうか・・・
真似されるのが嫌だったり
可愛いに飽きていたり
そのくせ自信も勇気もなかったり・・・
私って、何なんだよ・・・！！！
（ルノアールで荒れたwww）
そこで出てきたのが、渡辺直美というキーワード。
「ゆかちんをアイドルみたいって言ってきたのは、渡辺直美ちゃんみたいって意味だよ」
とみなちゃんが教えてくれて
意識がフワッと拡がるのがわかった。
私は、渡辺直美ちゃんのファンだったわけでもなく
彼女の表現をたくさん知っているわけでもないけど
なぜかすごく楽になったんだ・・・
そこから、彼女の写真を調べてみると
アートディレクターとコラボした写真なんて
もう最高過ぎて・・・心を奪われた。
そうそうそう。
この感覚を感じたいんだ！！！
可愛くて、おしゃれなんだけど
それよりも「え！」って惹きつけられる感じ。
理由よりも先に
「ワクッ♡」とさせる表現がそこにはあって
綺麗、可愛いよりも
面白かったり、ユニーク、意表を突くような写真。
そんな表現ができる自分がいい！
すると・・・
「アイコニック」という言葉が降りてきた。
調べてみると「象徴、偶像」という意味だった。
ずっとみなちゃんから言われてきた「アイドル」と同じ意味で笑う。
（だから言ってんじゃん！と怒られるwww）
「アイコニックな存在になりたい」
パッと視界に入ってきて、ワクワクさせてくる存在。
私という身体が、世界の一部となり
ときめきを生み出したり、味わい深くする存在。
私は今までずっと
本当に心が震えることに手を伸ばせず
自分が失敗せず、真似できそうな
周りからもウケが良さそうなところを狙って
そんな近場でチョロチョロしてるから
そんな自分に自信を持てなかったのかもしれない。
でもさ、私なんて
そもそもが真似したいなんて思われる存在じゃないのにな！www
何を、小賢しく一般ウケを狙っていたんだか。
もっと意表を突いていく
ワクワクさせていく。
揺らして、掻き乱していく。
アイコニックな存在。
それが私の存在設定。
