今回は分かりやすいように、座って5万円の内訳をご紹介致します。
これが銀座の平均価格です
クラブ ザギンちゃんを開店致します。
まず、分かりやすいように、タイムチャージは取らない設定で何時間飲んでも同じ料金に致します。
親切なお店ですね。
では、セット料金10,000円に設定致します。
2人目以降のセット料金は8,000円にします。
AC、BC、TC、HC(前回記事予習)は一律5,000円。
SCは50%です。
では、計算方法を。
素飲みの場合
【伝票】
セット料金 10,000
小計 10,000
AC 5,000
BC 5,000
TC 5,000
HC 5,000
SC 15,000
TAX 3,600
合計 48,600円
このように伝票には書かれます。
ちなみに、ホステスの売り上げに入るのは小計部分の10,000円です。
HCの50,000円は、自分の取り分です。
お客様が支払う金額は、48,600円です。
約5万円なので座って5万円が相場となります。
高級店だと、セット料金が3万円ほどのお店もありますので、MCなどが加わってくると座って10万円計算になります。
計算の仕方としては、
小計+AC+BC+TC+HC=30,000円
30,000円×50%=15,000円(SC)
(30,000円+15,000円)×8%(TAX)=3,600円
30,000円+15,000円+3,600円=48,600円
という計算方法です。
もっと簡潔にすると
(小計+AC+BC+TC+HC)×1.5×1.08
では、3万円のボトルを入れた場合
【伝票】
セット料金 10,000
ボトル 30,000
小計 40,000
AC 5,000
BC 5,000
TC 5,000
HC 5,000
SC 30,000
TAX 7,200
合計 97,200円
3人で飲みに行き、3万円のボトルを入れた場合
【伝票】
セット料金 26,000
ボトル料金 30,000
小計 56,000
AC 5,000
BC 5,000
TC 5,000
HC 5,000
SC 38,000
TAX 9,120
合計 123,120円
3人で割ると41,040円なので、少し安く飲めますね
これが銀座の正規価格なのでございます
他の地域でやると、ある意味ボッタクリのようなものですが…
銀座ならでは、といった感じでしょうか。
特に疑問も持たずに、お支払い頂くお客様が多いです。
その分、ホステス達も頑張って、その金額に見合った接客をするのです。
むしろ、笑顔で払って頂ける魅力的な女性になるべきなのですよね。
最近は銀座離れが多くなっております。
昔からのお客様でも「金額に見合うホステスが、本当に少なくなった…」と仰います。
ザギンちゃんですら、そう思います。
理由としては、どこの企業でも同じかもしれませんが、ガッツのある人が圧倒的に少ない。
また、野心家もいなくなりましたねぇ…
それから、不景気なこともあり、人を育てられる余裕があるお店が少なくなったことも理由に挙げられると思います。
見栄を張る人も少なくなりましたね。
見栄を張るのは無駄なことなのですけれど、その見栄が粋な街なのですよね、銀座は。
とても矛盾しているようではございますが。
並木通りにズラッと並ぶ立花が、そのお店の箔だったのですが、最近はあまり見かけませんねぇ。
銀座村の灯が消えたら、いよいよ日本も…と憂うところではありますが。
これから夜の世界で生きにくい世の中になっていくのだろうなぁ…と思ってしまいます。
そうなる前に。
銀座らしさを失わないためにも、男女問わず盛り上げていきたいものですね。
嫌なこともありましたが、なんだかんだザギンちゃんは銀座が好きなのですよねぇ