「チーズケーキ」を初めて食べたのは中1の時。

あれは確か「つくば科学万博」の前年だから1984年。

 

 

池袋で開催された万博のプレイベントに遊びに行った際、同行した友人家族と一緒に入った喫茶店で。

割と保守的な家庭に育ったので、ケーキといえば バタークリーム or 生クリームのショートケーキ か、それに類するルックスのチョコレートケーキ、あとはモンブランでフィニッシュって感じ。まぁそれも滅多にお目にかかれるわけではなく。

好奇心が服を着ないで歩いているような人間の自分は、テレビや小説、漫画で知った「チーズケーキ」なるものをいつか食べてみたいと夢想していたのです。

 

「時は来た!それだけだ」

 

メニューを見た瞬間、目に飛び込んで来たその名に

 

「食すぞ今日はオラァ!よく見とけよオラァ!」

 

と叫んだりはしませんでしたが、僅かの躊躇いもなくオーダーしたのでありました。

そして着皿。いざ実食!………

 

テレレレッテレ〜♪「うまい!!」

 

スパゲッティのことをパスタなんて言い出したのは80年代後半以降のバブル期?あの頃のイタメシブームからじゃないですかね。それまで、カルボナーラだのジェノベーゼだのは一般的じゃなく。ミートソース or ナポリタンの2択、みたいな(笑)

イタリア料理だったり、タイ料理などいわゆるエスニック料理と呼ばれるようなものなどは、高校時代以降、バイト代を注ぎ込んでいろいろ食べたり、食材探して買ってきて作ってみたりしました。

当時は近所のスーパーじゃ手軽に手に入らないものが結構あり。バジルは紫蘇を、ズッキーニはキュウリを代用品に挙げるレシピがありましたが、のちにお店で本物を食べて「別物じゃないかッ!俺は騙されていたッ」と憤ったものです(笑)

 

 

今ではコンビニなんかでもかなり凝った美味しい食品を手軽に買うことができます。素敵ですよね。

 

しかしその一方で、「飽食の時代」などと言われるようになっても久しく。

これからの世界のために「SDGs」が大きなキーワードとして語られるようになった昨今、あれこれ考え出すと、もうどうしたらいいのだろうか?と、地下鉄をどうやって地下に入れたのか気になって仕方がない春日三球師匠くらい、一晩中寝られません。

 

追伸)

あ、冒頭のイラストは自分が以前描いたもの。つくば科学万博のマスコット「コスモ星丸」と桂歌丸さんのコラボをイメージした「コスモ歌丸師匠」です。